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「驚いた？」
と言い吐き、私の隣に座る彼。
「前にこの講義の�擬茲辰討燭任靴隋�」
「え？」
「実は、俺も取ってたんだよね〜、それで合コンの時にAちゃん見たときどっかで見たことあるな〜って思ってたんだけどこの講義受けてたこと思い出したんだよね〜」
と、すらすらと話す彼に私はまだ動揺を隠せない。なぜ彼がここにいるのか……はわかった。私と彼が一緒のこの講義は�気鮗�講したらIIを取らなきゃ行けないという掟があった。だけどもう1つ、もう一つだけわからないことがある。
「な、なんで」
「ん？」
「なんで、連絡……」
「あ〜あ、ごめんね？」
いや、なぜ私は謝られる立場になっているのか。別に謝って欲しくて言ったわけじゃないのに。
「ち、ちがくて。」
「え？」
「だ、だから！なんで連絡しようとも思ってなかったのに連絡先交換したんですか……そのせいで私がどれだけ、」
「どれだけ？」
「ど、どれだけ迷惑だったか……」
「ふふっ、迷惑だったの？待ってくれてたり、とかしなかったんだ」
またその笑顔だ。その笑顔で私を見つめるな。
「いや、実はあの後連絡しようと思ったんだよね、だけど実は携帯壊れちゃって。」
「え？」
「ほら、新しく変えたの。新機種。わかる？」
「わ、分かりませんし、興味もないですし、イジェノさんが前使ってた携帯なんて私が覚えてるわけないじゃないですか……」
「まぁ、確かに？1発で名前も覚えられなかったAちゃんが覚えてくれてるわけないか」
あの時私が名前を覚えていなかったこと、まだこの人は根に持っている。
ご丁寧に漢字まで教えてくれたから、今ではあなたの名前の漢字まで記憶しちゃっていることを貴方は知ってる？
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作者名：shima | 作成日時：2024年2月16日 13時
