僕らがもう一度笑える日【志麻】

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昨日の疲れやらなんやらを一気にシャワーで流し、久しぶりに長い時間風呂に入っていた。

風呂から上がって、適当に着替え頭がびしょびしょのままリビングに向かった。

それからは、テレビをボーっと見たりスマホをいじったりと無駄な1日を過ごした。

気づけば外は暗くなっていて、適当に夕飯を済ませやることも無いので、かなり早めにベッドに入った。が、今日はほとんど寝て過ごしたのですぐに眠れるはずもなかった。


次の日の朝、いつも仕事がある日に比べるとだいぶ遅めに起きた。
それからのろのろと朝食をとったり、歯を磨いたりした。

するよ、見慣れない番号から電話がかかって来た。

「…はい…？」

『もしもし、月崎さんの携帯で間違いないでしょうか？』

「あ、はい…。」

『こちら◯△病院の山田と申します。たった今朝日奈さんが目を覚ましました。』

「え…？ほんと、ですか？」

『はい。なのでもし宜しければ当院まで足を運んでもらってもよろしいでしょうか？』

「はい…！今すぐ行きます…！」

Aが目を覚ましたと聞いて急いで家を出る支度をした。

けれど、その時の俺の耳には「説明しなければならない事があります。」の声は届くことは無かった


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