僕らがもう一度笑える日【志麻】

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you side

お母さんとしま君が外に出て行ってしまった。

なんで？さっきしま君来るの楽しみって言ったじゃん。どうして離すの？


「ねえ、お父さん。お母さんとしま君何してるの？」


少し怒りを含んで言った。お父さんは関係ないけど、、


「………Aは、志麻くんと会えなくなるのは嫌か？」


何言ってんだ？質問のアンサーは？
でも確かに嫌。なんでかって聞かれたら、うーん…。なんでだろ？


「いやだよ。」

「…志麻くんも同じだとええな…。」

「…うん…？」


確かに同じ気持ちだったら嬉しいけど…。

なんかお父さんの表情といい、話し方といい、それだけじゃない感じ…？


その後半泣きのお母さんが部屋に戻って来た。

…しま君は？


「じゃあ、そろそろ新幹線に間に合わなくなりそうやから行くね。そのスマホってやつで、たくさん連絡ちょうだいね。」

「元気でな。」

「う、うん。バイバイ」

名残惜しそうに、部屋を出て言った2人。

その日、1日中しま君を待った。

でもしま君の姿を見ることができたのは、あの一瞬しか今日は無かった。




次の日、目を覚ますと、…。っと言うのはなく、いつもとおなじまっしろの部屋で硬いベットの上で寝ていた。

今日から家族は誰も来ないのか…。

しま君来てくれるかな？ そしたら、昨日何があったのか聞こ。


今日は、家族の事とうらたさんに事を思い出した。


うらたさんは、声優で小さい人。で、ツンデレさんでSっ気の強い人。かわいい人。
お母さんは、優しくて、この前くれた春巻きで思い出した。お母さんの春巻きが大好き。
お父さんは、少し恥ずかしがり屋。背が高くて、いつも猫背。それをお母さんに怒られてる。
お兄ちゃんは、かっこいい。しっかりしてて、思いやりのある人。お兄ちゃんの事大好き。


その次の日も、次の日も、いろんな事を思い出した。


センラさんは、サラリーマンですごい人。あと、胸毛。
さかたさんは、可愛くってわんこみたいな人。あの4人の中で一番年下で、一番努力家。
私は、身長が低くて、それがいやだった。けどそれが何故か嫌じゃなくなった気がする。
歌い手のみんなが好きで、一緒に居るのがすごく楽しかった気がする。



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