志麻リスのあの子は志麻さんのストーカー 【志麻】

番外編4 ページ49

今日は日頃のお返しということで志麻君にどっきり仕掛けていきます！

どっきりの内容は簡単。

もしも私がほかの男の人とデートしてたら！

お相手はこの方。

お友達のAnnaですね。

実際にAnnaは女の子なので浮気じゃないです！

あくまでも女友達と出かけてるところを相手を男だと勘違いして志麻君に嫉妬してもらいたいとだけです！

志麻君もAnnaの顔を知っているのでAnnaには少し変装してもらって服装も男の人の服を着てもらった。

相変わらずイケメンだな。

こりゃあ惚れるわ。

あぁ、外国人に生まれたかった……。

Annaと約束の場所の行きセンラさんに志麻君を呼び出してもらうという作戦だ。

ショッピングモールに着き2時間ほどお店を見て回っているとセンラさんから連絡が入った。

私は了解ですと返事をして志麻君たちがいる一階の洋服店に向かった。

私は気づかれないように店に入りセンラさんに合図を送った。

そしてその合図とともにセンラさんが動いた。


「志麻君、僕新しいネクタイ見たいんやけどあっち行かん？」

「おぅ、ええで。行こう。」


志麻君たちがこっちに近づいてくるのと同時に私はAnnaの腕をとり自分の腕と絡ませた。

傍から見たら結構イタいバカップルに見えているだろうか？


「志麻君これどうですか？」

「いいんじゃね？センラに似合いそう……ってA!?」

「志麻君！なんでここに！」

「てかその男誰？なんで手繋いでんの？」

「これは……。」


おい、変態胸毛野郎。

志麻君の後ろで笑いをこらえるな。

見てるこっちがつられそうになる。


「お前誰だよ。」

「……。」


Anna黙ってる。

そりゃあそうだよ。

Anna日本語分かんないもん。


「おい、聞いてんのか？」

「ちょ、ちょっと！」


さすがに胸倉は掴まないで！

Anna女の子なんだよ！

早くネタバラシしないと！


「え？」


あ、Annaのフードが取れた。


「Anna!?なんでAnnaがここにおんねん！」

「志麻君が勝手に勘違いしただけだよ。私はAnnaとお出かけしてただけなのに。」

「あ、ごめん。Annaもごめん。」

「これはドッキリ成功ちゃいます？」


センラさんがそういうと志麻君は驚いた顔を見せた。



「え、ドッキリ？」

「志麻君がいつも意地悪してくるから今日は仕返ししてみた。」

「なんやねんそれ…よかった。」

「はは。」

「笑い事じゃないって……。焦った。」

「好き。」

「俺も。」








志麻君これからもずっと大好きでいていいですか？

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