58話 ページ9
それから何度も何度も何度も試した。
だが、結果は同じだった。
真っ直ぐ歩いたの走っていたのに必ずねこ娘と鉢合わせてしまうのだから...
ねこ娘｢何でよ！！どうして必ず会うわけ？！｣
鬼太郎｢...5638、6932、4802、｣
ねこ娘｢な、何よその数字、｣
鬼太郎｢僕達が会うまでに歩いたり走ったりした歩数だよ。｣
ねこ娘｢バラバラよね？｣
ねこ娘は少し考えてこう述べた。
この妖怪の領域は円になっていて、進めば必ず会うようになっているのではないか、と。
鬼太郎｢惜しいね。｣
ねこ娘｢アンタはもうわかってる訳？｣
鬼太郎｢嗚呼、恐らく進めば道が出来ているんだよ、円ではなく正しくは横に。進む方向へと道が出来ているんだよ、後ろの道が前の道になっているのさ。｣
ねこ娘｢私たちの速さに合わせて道を組み立てているのね？｣
鬼太郎｢多分な。｣
ねこ娘｢私たちを誰だと思っているのかしら...鬼太郎、全力疾走よ、コイツが私たちの速さに追いつけないくらい速く走って道を壊すまで！！！！｣
ねこ娘は勘が良いから助かる。
人間が入ったら出られない。
若し、Aがこの暗い道を彷徨っているのなら、一刻も早く助け出さなくてはAの精神が持たないだろう。
鬼太郎｢行くぞ！｣
ねこ娘｢うん！！｣
この掛け声から10秒も掛からず相手の領域から出る事が出来た。
幸いにも周りに建物は少なく被害も無い。
鬼太郎｢Aは！？｣
ねこ娘｢...開口一番それ？此処にいるわよ。｣
鬼太郎｢A！！！A...大丈夫か！？返事を、してくれ、、｣
ねこ娘｢気を失ってるだけじゃない？｣
良かった、本当に良かった...
お互いAが息をしているのを確認し落ち着いた。
ねこ娘も愛おしそうにAの頭を撫でている。
それから僕はねこ娘にお礼を云ってからAを抱き上げて家まで帰った。
しげるside
しげる｢こうも見つからないとなるとなぁ。｣
ゲゲ郎｢妖怪に巻き込まれているかもしれぬのぅ、｣
俺もそれは脳裏を過ぎった。
だけどAは生きてる、アイツは意外と図太いんだ俺はまだ探すぞ、、
暫く探し続けていたら何処からか俺の名を呼ぶ声がする。
後ろを振り返るとAを抱き上げてる鬼太郎がいた。
しげる｢き、鬼太郎、Aは、！！｣
鬼太郎｢恐らく気を失ってるだけでしょう。何があったのか僕が説明します。｣
ゲゲ郎｢お手柄じゃな｣
4人で家に戻り鬼太郎から諸々の話を聞いた。
説教は起きたらだな。
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黒虎(プロフ) - keiさん» 楽しみにしてくれてありがとうございます。成る可く毎日更新出来るように頑張りますので宜しくお願い致します！ (2月9日 23時) (
レス) @page18 id: 357af4edee (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 小説見ました。更新楽しみに待ってます。 (2月8日 18時) (レス) @page18 id: 5e3c4c5ca2 (このIDを非表示/違反報告)
黒虎(プロフ) - 志賀さん» 一気見！？有難うございます！楽しみにしててください、ご期待に添えるよう頑張ります！！ (1月23日 0時) (レス) id: 357af4edee (このIDを非表示/違反報告)
志賀(プロフ) - 小説一気見させてもらいました！!とても面白くて最高でした！！続き楽しみに待ってます！！ (1月20日 23時) (レス) @page8 id: ca9d0c831c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒虎 | 作成日時：2024年1月9日 0時
