70話 ページ24
安全な場所、ねこちゃんが居る所、家...。
ねこちゃんがいつもの所にいるかは不明な為一旦安全な家に帰るべく再度走り出した。
家に帰るまであの女の子と鉢合わせする事は無かった。
『ただいま！！！！』
勢いよく扉を開けすぐに閉める。
誰も入って来れないようにする為だ。万が一があるからね。
鬼太郎｢A...？どうしたの？？忘れ物？｣
『あ、いやぁ、それが、うーん、色々ありましてぇ、』
しげる｢こら！A！！扉は静かに閉めろ！！！｣
『ごめん、でもそれどころじゃなくて...』
すると何処から入ってきたのか一匹の猫が鬼太郎に何か話しかけているようだ。
私や兄さんからはニャーニャーと鳴いてるようにしか聞こえないが鬼太郎はしっかりと聞き取れているらしく受け答えもバッチリだ。
鬼太郎がありがとうというと猫は最後にミャッと云っていつの間にかいなくなっていた。
鬼太郎｢聞いたぞ、A。見てたよな？たった今猫から報告があった。｣
『な、何の事でしょう、』
鬼太郎｢誠の家に行く時に急に消えては急に走り出したんだって？｣
『...え？な、何それ、』
しげる｢また、妖怪の類か？｣
鬼太郎｢猫の話によると妖怪の気配はしなかったらしいです。さっきも云った通り、急に消えて現れたと思ったら急に走り出した、と。｣
しげる｢急に、か。｣
監視？見張り？みたいなの付けるって話あったような...？しっかり聞いてなかったけど、急に消えてってどういう事？？
他者からはそう見えてたの？違和感なんて無かったんだけどな、不思議なのはあの女の子だけど特に不穏な感じもしなかっし、私の勘が悪いだけなのかもしれないけど。
ゲゲ郎｢そんな話はワシも初めて聞く。当事者に話を聞くしかないのう。｣
しげる｢目玉でも知らない事か、｣
鬼太郎｢という事でA、話してくれるよな？｣
『へ？あ、うーんと、誰かとぶつかっただけだよ。｣
しげる｢特徴とかは覚えていないのか？｣
『んーと、確かねぇ、、あれ？』
ゲゲ郎｢どうしたんじゃ？｣
出てこない。
いやいやいやいやまてまて！！先程まで覚えていたじゃんか！
引き出せ記憶を、思い出せ、人、だったよね、確か。
うん、恐らく人だった。
性別は？声は？見た目は？
...全て曇ったように思い出せない。
『忘れちゃった、思い出せない、何も、』
ゲゲ郎｢なんて事ない情報でも良いんじゃ。｣
少し間を置いてから私は首を横に振った。
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黒虎(プロフ) - keiさん» 楽しみにしてくれてありがとうございます。成る可く毎日更新出来るように頑張りますので宜しくお願い致します！ (2月9日 23時) (
レス) @page18 id: 357af4edee (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 小説見ました。更新楽しみに待ってます。 (2月8日 18時) (レス) @page18 id: 5e3c4c5ca2 (このIDを非表示/違反報告)
黒虎(プロフ) - 志賀さん» 一気見！？有難うございます！楽しみにしててください、ご期待に添えるよう頑張ります！！ (1月23日 0時) (レス) id: 357af4edee (このIDを非表示/違反報告)
志賀(プロフ) - 小説一気見させてもらいました！!とても面白くて最高でした！！続き楽しみに待ってます！！ (1月20日 23時) (レス) @page8 id: ca9d0c831c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒虎 | 作成日時：2024年1月9日 0時
