68話 ページ22
未だに私は学校へ行けない日々を過ごしている。
勉強に追いつけるか不安なので今度時間ある時にでも誠の家に行って勉強を教わろうと思う。
『鬼太郎ー？ねこちゃんの所へ行く支度出来た？』
鬼太郎｢僕は前から出来てるよ、Aの準備待ち。｣
『それは失敬。行こっか。』
そう云って私と鬼太郎とゲゲ郎さんはねこちゃんの元へ向かった。
いつも通りの場所へ行きねこちゃんに諸々の事情を説明するとねこちゃんは野良猫達にお願いして情報収集と私の見張りをしてくれるらしい。
『頼もしいよ、猫達もありがとう、』
猫｢ミャー｣
『き、き、鬼太郎！？聞いた！？ね、猫が私に返事をしたよ！！』
鬼太郎｢分かった分かった。で、ねこ娘は心当たりがあったり何か進展があれば逐一僕に連絡してくれ。｣
ねこ娘｢勿論よ。Aも警戒はしてなさいよ。｣
『分かってるよ〜！でも唯の人間に警戒も何も無いんだけどねぇ。』
アハハと冗談交じりに云うとその場の空気が冷たくなるのを感じた。
あれ、これは皆冗談だと思われていない感じかな。
少し申し訳なくなってきた。
ゲゲ郎｢A、云って良い事と悪い事があるのう。｣
『今痛感しましたよ肌で。』
鬼太郎｢変な冗談は辞めてくれ。｣
ねこ娘｢焦ったじゃない！！｣
隣で怒ってる2人をなんとか宥めて今日は家へ帰ることにした。
それにしても妖怪の仕業とか今までの人生じゃ有り得ないことばかりで毎日が色濃く残ってる。
《今死んでも後悔しないのか？》
そう聞かれてもコレといった事が直ぐに思い浮かばない。
が、
鬼太郎の成長を見守ってあげれないこと？
母さんと兄さんにもっと孝行しなきゃかな。
ねこちゃんとももっと沢山遊んで、誠と馬鹿みたいにはしゃいじゃって...
意外と後悔しそうな事多くて笑っちゃうな。
そんな自分の事を鼻で笑っていると横を歩いていた鬼太郎からどうしたと声をかけられた。
鬼太郎に余計な心配はさせたくは無い。だから私はこう返す。
『なんでもないよ。』
鬼太郎｢...Aが居なくなると考えただけで僕の理性はおかしくなりそうだよ。おばさんにも水木さんにも妖怪のせいでAが消えたとなると妖怪を恨んでも恨みきれなくなると思う。僕に対しても。｣
『...じゃあ、ずっと鬼太郎がそばにいて私を護ってよ。そんな変な考えなんて捨てよう？余計に怖くなる。』
私のその言葉を聞いて鬼太郎がボソッと何か云ったがしっかりと聞き取ることは出来なかった。
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黒虎(プロフ) - keiさん» 楽しみにしてくれてありがとうございます。成る可く毎日更新出来るように頑張りますので宜しくお願い致します！ (2月9日 23時) (
レス) @page18 id: 357af4edee (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 小説見ました。更新楽しみに待ってます。 (2月8日 18時) (レス) @page18 id: 5e3c4c5ca2 (このIDを非表示/違反報告)
黒虎(プロフ) - 志賀さん» 一気見！？有難うございます！楽しみにしててください、ご期待に添えるよう頑張ります！！ (1月23日 0時) (レス) id: 357af4edee (このIDを非表示/違反報告)
志賀(プロフ) - 小説一気見させてもらいました！!とても面白くて最高でした！！続き楽しみに待ってます！！ (1月20日 23時) (レス) @page8 id: ca9d0c831c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒虎 | 作成日時：2024年1月9日 0時
