66話 ページ18
鬼太郎｢A！A！！！｣
Aの元へ駆け寄り、何度も何度も呼び掛けるが一向に目を覚ます気配がしない。
“怖い”
分からない、どうすれば目を覚ますのか、このまま家に連れて帰ったら水木さんもおばさんも絶対に心配する。
これ以上心配をかける訳にはいかない。
不幸中の幸いか息はある。
一体どうすれば...
ねこ娘｢鬼太郎！！しっかりしなさい！｣
その声にハッと意識がハッキリする。
そうだ、僕が戸惑っていても仕方がないじゃないか。
鬼太郎｢君の言葉に何度助けられただろう...｣
ねこ娘｢な、何よ急に、！！｣
鬼太郎｢いや別に。取り敢えず此処を離れよう、いつまでもAをこんな湿っぽい所へいさせる訳にはいかない。｣
ねこ娘｢...雨も止んでるわ。行きましょう。｣
僕はAを抱えてねこ娘とその場を去った。
？｢アレが幽霊族のお気に入りのうちの一人か。｣
そんな言葉は僕の耳には届かなかった。
この言葉が届いていたら、あんな事にならなかったのかもしれない。
後悔するのはまだ少し先の話。
Aside
ユラユラと揺れてる感じがする。
水虎の奴、次会ったらただじゃおかないんだから！！！
そう思い乍ふと目を覚ましまた。
鬼太郎｢...！A、起きたんだ、良かった。｣
『鬼太郎！？びっっっっくりしたぁ、近くで見るとかっこいいね。』
鬼太郎｢なっ、かっこ、い、いって、そんな事、｣
ねこ娘｢A、どこか痛むところは？｣
『無いよ大丈夫、取り敢えず下ろして欲しいかも！！！』
ずっとこのまま歩かれたら恥ずかしい。
てか私いつから鬼太郎に抱かれてたの！
自分より身長低い子ましてや鬼太郎に横抱き所謂お姫様抱っこされるなんて思ってなかった。
鬼太郎は渋々私を下ろしてくれた。
ゲゲ郎｢A、何があったか話してくれんかね？｣
『まぁ、簡潔に話しますね。』
歩きながら私は鬼太郎とねこちゃんとゲゲ郎さんに水虎との出来事を話していった。
何と吃驚。
水虎が云っていた“幽霊族の男”とはゲゲ郎さんの事だったらしくゲゲ郎さんも水虎に呆れていたと同時に“あの御方”についても考えていた。
『ゲゲ郎さんも心当たり無いの？』
ゲゲ郎｢水虎より上となるとのぅ、あの御方、名前を云わないのが不思議じゃ、まさか、水神...｣
ねこ娘｢水神って神様よね？何でAを？幽霊族ってそんなに妖怪と仲良くないの？｣
ゲゲ郎｢一部だけじゃ、皆がそうである訳では無いわい。｣
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黒虎(プロフ) - keiさん» 楽しみにしてくれてありがとうございます。成る可く毎日更新出来るように頑張りますので宜しくお願い致します！ (2月9日 23時) (
レス) @page18 id: 357af4edee (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 小説見ました。更新楽しみに待ってます。 (2月8日 18時) (レス) @page18 id: 5e3c4c5ca2 (このIDを非表示/違反報告)
黒虎(プロフ) - 志賀さん» 一気見！？有難うございます！楽しみにしててください、ご期待に添えるよう頑張ります！！ (1月23日 0時) (レス) id: 357af4edee (このIDを非表示/違反報告)
志賀(プロフ) - 小説一気見させてもらいました！!とても面白くて最高でした！！続き楽しみに待ってます！！ (1月20日 23時) (レス) @page8 id: ca9d0c831c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒虎 | 作成日時：2024年1月9日 0時
