60話 ページ11
鬼太郎と共にしげる兄さんと母さんがいるお茶の間へ向かう。
鬼太郎曰く、しげる兄さんは私が心配で仕事を休んでいたとの事。
大変申し訳無い。
『どれくらい怒られるかなぁ...』
鬼太郎｢......｣
『無言やめて、怖いよ鬼太郎。』
握っていた鬼太郎の手を再度ギュッと力を込め、お茶の間の戸を開ける。
しげる｢ん？どうだった、きたろ...う、A...｣
鬼太郎｢つい先程起きました。｣
『お、おはよ、う、か、母さんは？』
しげる｢買い物に行ったぞ、その事より話す事あるよな？｣
『...ごめんなさい』
しげる｢？...何で謝ってんだ？？｣
あれ？勇気を振り絞って謝罪したのに違ったの？？
『え？』と困惑しているとしげる兄さんが自分の前に座るよう促して来た為ずっと立っているのも辛いから大人しく座る。
謝る以外に話す事などあるだろうかと悩んでいた為兄さんと鬼太郎が話すのを待つ。
沈黙が少し気まづいくらい張り詰めた雰囲気を漂わせていた。
しげる｢お前は巻き込まれたくて巻き込まれたのか？｣
『そんな訳ないでしょ！真っ暗でよく分からない空間で怖かったんだよ！！』
鬼太郎｢あの時の状況を思い出せる範囲で話してくれないか？｣
その言葉に了承して少しずつ記憶の欠片を拾い集めながら言葉を繋げていく。
_________『...え？？』
第一声はコレだった。
何故なら辺り一面真っ暗だったからだ。
いや、少し訂正しよう、とある一部以外真っ暗だった。
誰かいないのか、いたとしても私に気付いてくれるかは定かでは無いので私に気付いてもらう為独り言を云いながら歩いていた。
その場に立っていても何も出来ないから。
だから“とある一部”に向かって歩いていた。
『光？街灯...でも無さそう。何か見覚えがあるような、ないような、なんだろう思い出せない。』
ソレは近付くと遠ざかる。
私と一定の距離を保っているのか？
『見える情報をまとめたいな、先ず白を基調とした部屋？...寝てる子がいる。布団？台の上に布団引いてる。今の時代にはあんな豪華な寝床無いよ、見た事ないからなぁ。機械？がある、不思議、花もある。果物？？なんだろう。知ってるような知らないような...』
そんなに近い距離では無い為よく目を凝らして見る。
すると、寝てる子の顔が段々と見えるようになった。
知ってる子？見覚えがある？
否、そんなものではない。
だって、アレは、寝てるあの子は、、
『...私？』
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黒虎(プロフ) - keiさん» 楽しみにしてくれてありがとうございます。成る可く毎日更新出来るように頑張りますので宜しくお願い致します！ (2月9日 23時) (
レス) @page18 id: 357af4edee (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 小説見ました。更新楽しみに待ってます。 (2月8日 18時) (レス) @page18 id: 5e3c4c5ca2 (このIDを非表示/違反報告)
黒虎(プロフ) - 志賀さん» 一気見！？有難うございます！楽しみにしててください、ご期待に添えるよう頑張ります！！ (1月23日 0時) (レス) id: 357af4edee (このIDを非表示/違反報告)
志賀(プロフ) - 小説一気見させてもらいました！!とても面白くて最高でした！！続き楽しみに待ってます！！ (1月20日 23時) (レス) @page8 id: ca9d0c831c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒虎 | 作成日時：2024年1月9日 0時
