50話 ページ1
『はぁ...』
誠｢よっ！何で玄関でため息ついてんだ？帰りたくねぇのか？｣
『ぅわ、驚かすなよ。いや、違うんだよ、私昼休憩の後から元気無かったの分からなかった？？』
誠｢薄々感じてた。途中まで一緒に帰ろうぜ、何があったか聞かせてくれよ！｣
『そんな意気揚々と云うなよ、落ち込んでんだぞ！話してやらん事も無い。行くぞー。』
誠｢おう！｣
時は昼休憩まで遡る_______
Aは先生へ提出する物があった為職員室へ向かっていた。
紙には提出期限は昨日までの日付が書いてあるが、持っていくのを忘れたAは先生と交渉し明日の昼頃出すようになった。
...それが今だ。
『(折角の昼休憩で職員室に来る事なるなんて悲しい。そこまで遠くないから良かった。同じ階に職員室あるとか最高だよ。...ん？あの姿、職員室の中にいるあの人！！！)』
一気にAの気分は上がっていく。
何故なら職員室にAが一目惚れしたという、翔先輩がいるのだから気分は良いものだろう。
職員室の扉は開いていて扉の硝子越しでも中の様子が見える為すぐに翔先輩の存在に気が付いたのだ。
歩いている本人は忘れ物して良かったと心の内に秘めているのだろう。
用事が終わったのか職員室から出て来た翔先輩。
そんな翔先輩の元へ駆け寄る1人の女の子が居た。
？｢用事終わったー？｣
翔｢バッチリ終わったぜ！｣
？｢顔はかっこいいのに頭悪いよね翔って｣
翔｢良いだろ別に！放課後補習無いから放課後遊びに行こうぜ！｣
？｢本当？嬉しい！大好きだよ、翔。｣
翔｢俺も大好きだよ、愛子。｣
愛子と呼ばれた女の子。
可愛くて誰からも愛されていて
甘い匂いを纏っているような子。
『(嗚呼、翔先輩彼女いたのか、なんか勝手に好きになって勝手に落ち込んで馬鹿だな、私。)』
2人の横をすれ違いAは本来の目的を果たした。
_______時は戻り現在
『...という訳で勝手に失恋して勝手に悲しくなってるんです。』
誠｢だから教室に戻ってきた時キノコが生えていそうな雰囲気だったのか！！｣
アッハッハッと笑っている隣の男は人間の心というものが無いのか？無いよな？コレ！
慰めの言葉も無いのか！！！か弱い乙女が泣いてるんだぞ！
『誠に話した私が馬鹿みたい！』
誠｢まぁ、そう怒るなよ、今度なんか奢ってやるよ。｣
『云ったな！！ジュース4本奢ってよ！』
誠｢いや多すぎだろ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 128人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒虎(プロフ) - keiさん» 楽しみにしてくれてありがとうございます。成る可く毎日更新出来るように頑張りますので宜しくお願い致します！ (2月9日 23時) (
レス) @page18 id: 357af4edee (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 小説見ました。更新楽しみに待ってます。 (2月8日 18時) (レス) @page18 id: 5e3c4c5ca2 (このIDを非表示/違反報告)
黒虎(プロフ) - 志賀さん» 一気見！？有難うございます！楽しみにしててください、ご期待に添えるよう頑張ります！！ (1月23日 0時) (レス) id: 357af4edee (このIDを非表示/違反報告)
志賀(プロフ) - 小説一気見させてもらいました！!とても面白くて最高でした！！続き楽しみに待ってます！！ (1月20日 23時) (レス) @page8 id: ca9d0c831c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒虎 | 作成日時：2024年1月9日 0時
