殺人鬼7* ページ9
白「家族？」
貴「そぉ、"家賊"。
僕ちゃんの名前はゼロザキユイオリ。
異世界人だよぉ」
白「異世界人…
どういうことだ？」
白ひげが眉をひそめる。
異世界人というものについての知識はあまりないと感じられる。
貴「別の世界からきたってことぉ。
前の世界は争い事も少なくって、海軍はいないし、ましてや海賊なんていやしなくってぇ。
平和なところでさ。
でもぉ、それには裏と表があって、僕ちゃんがいたのは僕ちゃんからしたら表の世界で、一般人からしたら裏の世界。
殺人なんか普通に起きる世界。
僕ちゃんはその中で零崎一賊というものに所属していたのぉ。
異常の中の異常のねぇ。
というのも、零崎一賊は殺人鬼の集団でねー。
流血だけど、家賊として、ひとりが危害にあえば全員が報復に行く家賊想いの集団なんだぁ」
唯織は五人の家賊を思い浮かべながら話を続ける。
貴「敵なんていなかった。
僕ちゃんたちに危害を加えれば報復されることは目に見えているからさぁ。
でもね、ある時。
家賊のひとりが殺されたのぉ。
みんなはその報復にどんどんと犯人を殺そうととしたよぉ。
でもぉ、みんな殺られて、帰ってくる人はいなかった。
そして僕ちゃんの番。
僕ちゃんは家賊を殺した"子供"に殺された。
それで、死んだんだけど、なんでかこっちの世界に飛んできたってわけー」
白「…そうか。
お前は家族を捜したいんだな？」
頷く唯織。
当たり前だというように。
それが義務だというように。
すると、白ひげは、
白「なら＿＿＿＿＿」
白ひげの提案に唯織は目を大きく見開いて、そして、屈託のない笑顔で頷いた。
この世界にきたことの意味が、
理解できなかった。
知ることもできなかった。
だけど、唯織はここで生きていくと決めたのだ。
家賊に会って、みんなでおうちに帰る、と。
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ゆめ - えっ、返すってどこに？・・・・・ま、まさか土に？ (2017年7月29日 17時) (
レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
若白髪 - 頑張ってください。 更新まってます! (2016年5月3日 23時) (レス) id: 893f09d9f7 (このIDを非表示/違反報告)
しく(プロフ) - mさん» わざわざ見に来てくださりありがとうございます！こちらも水姫も更新がんばります！コメントありがとうございます！ (2014年10月16日 7時) (レス) id: c374b445f3 (このIDを非表示/違反報告)
m - この作品もおもしろいです！ 水姫も頑張ってください！ 更新待ってます。 (2014年10月15日 23時) (レス) id: 7b49c224cb (このIDを非表示/違反報告)
しく(プロフ) - ☆流れ星☆さん» コメントありがとーございます！こちらも、水姫の方もこれからもよろしくお願いいたします！ぜひ貴方様の小説を読みに行かせていただきます！ (2014年10月13日 20時) (レス) id: c374b445f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しく | 作成日時：2014年10月13日 15時
