77話 悔し涙 ページ4
あ「ぅ…ふぇ…っ」
扉を閉めた途端溢れ出す涙。
壁に寄りかかって、手で拭って止めようとしたけど、涙は溢れ続ける。
あ「止めて…あげられなかった!
エースを止められなかった!
大切な人をまた失う!
やだぁ…っ!
やだよぉ…‼︎」
悪魔の実を食べたティーチは強い。
ヤミヤミの実は使い方によってはものすごく危険な実。
わかっていたのに!
エースを行かせてしまった!
エースじゃ勝てない!
あ「ぅぅぅ〜っ
んん…っ」
必死に止めようとする。
嗚咽を呑み込む。
涙を抑えようとする。
泣いてちゃ、ダメだ。
みんなに迷惑がかかる。
そう思っても涙は私の意思などお構いなしに流れ続けた。
その時、明るい光が私の目の前を覆った。
ガチャと鳴る音。
誰かが入ってきた。
私は慌てて涙を拭ったけど。
扉を開けたまま、彼は私を優しく抱きしめた。
彼の匂いが私の鼻腔をくすぐる。
マ「泣けよい」
あ「マ…ルコ…!」
マ「我慢するな。
好きな時に好きなだけ泣け」
その言葉で涙腺が崩壊した私はマルコの胸で、眠るまで泣き続けた。
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しく(プロフ) - 零.さん» 覚えておりますとも、あの時はありがとーございました!そして、今回もリクエストありがとうございます!早速考えさせていただきますっ!! (2014年10月28日 22時) (レス) id: c374b445f3 (このIDを非表示/違反報告)
零.(プロフ) - ずいぶん昔にもリクをさせていただきました。またリクをいいでしょうか?ハンコック達との絡みがいいです!よろしくお願いします。 (2014年10月28日 22時) (レス) id: 5fac8f76e3 (このIDを非表示/違反報告)
しく(プロフ) - mさん» ありがとーございます!がんばらせていただきます! (2014年10月27日 7時) (レス) id: c374b445f3 (このIDを非表示/違反報告)
m - 久々の更新ですね! 今後の展開に注目です! テストと 更新 頑張ってください!! (2014年10月27日 1時) (レス) id: 7b49c224cb (このIDを非表示/違反報告)
花月(プロフ) - 全然大丈夫でごさいます!
本当に申し訳ないですp(´⌒`q)
これからも、楽しみにしています(≧∇≦) (2014年10月26日 17時) (携帯から) (レス) id: a1004a9b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しく | 作成日時:2014年7月8日 7時