【ONE PIECE】絶海の水姫 3

86話 意味 ページ13

〜サッチ〜



あ「んー…いやぁ…なんだろ…」







何故か首を傾げているA。









なんで？





自分で決めたことじゃねェの？









あ「甘えてたらダメだって思い始めたからかな」






サ「甘え？」






あ「そうそう。

みんなに頼って甘えて、そんなことしてたら強くなれないって気づいてさぁ。

ちょっと考えてみたの。

そしたらやっぱり名前の呼び方かなって」







ん。






確かにそんな気もするが、なんか違う気もする。








まあ、こいつが決めたのならいいか。









あ「ぁ…えと、ダメだったかな？」







俺の表情に気づいたのか、声が小さくなる。








サ「いや、全然いいぜ！

なにより、前よりも親密な関係になれたような気がして嬉しい」






急いで言ったが、これは本心。








前はなんだか余所余所しい感じもあったけど、名前呼びはいい感じだ。








もっと昔からそう呼んでほしかった…






なんてな。









あ「ありがとう、サッチ」






サ「おう、いいってことよ！」






まあ今そう呼んでくれるならそれでいいや。

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