【D!】犬か、人間か。【男主】 (ページ8)

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トントン視点

グルッペンがいなくなって数時間が経つ、基地内は他国にこの騒動を悟らせないようにさせているが
幹部は俺を含め皆なんとも言えない黒々しいオーラと焦りを募らせている。

監視カメラを分析しどこに向かっていったか、向かった先でなにかの事件に巻き込まれたか、あるいは攫われたか…それならあの敵国が怪しいのでは…？などみんな必死になって探している。

ト｢あいつ...そろそろ椅子にでも縛りつけたろか......｣

ここの総統はお前以外の代わりはおらんのやぞ

ｻﾞｻﾞｯ...
ロ《こちらロボロ！！トントン聞こえてる？！》

悶々と考えているとロボロから幹部用のインカムに連絡が入る

ト｢こちらトントン聞こえとる、なんや｣

ロ《ゾムから無線で森の方でグルッペンが見つかったって報告があった！！》

ト｢！？ほんまか！！｣

ロ《怪我を負ってるらしく今グルッペン背負ってこっちに向かってるって！！》

ト｢......！了解、シャオロンにそっち向かわせるよう言うからゾムにその事伝えてくれ｣

ロ《了解！！》

ﾌﾞﾂｯ

通信が終わる特有のノイズがインカムから聞こえた

ト｢(グルッペンが......怪我を......なぁ.........？
どこぞの誰がやったのか知らんけど随分と調子に乗ってくれたもんやで...)｣

だが今は相手がどうこうよりもグルッペンの身の安全の確保が先や

幹部用のインカムでシャオロンに繋げる

ト｢こちらトントン、ゾムから森の方でグルッペンを見つけたと連絡があった｣

シャ《は？？！！まじか？！！！》

ト｢ホンマや、けどグルッペン怪我負ってるらしくてゾムがおぶってこっちに向かってる。至急ゾムの方向かってやってくれ｣

シャ《！！！分かった！！》

そう会話が終えるとインカムを切る

さてゆっくりしている暇はない、ぺ神に医療室の準備をさせ、会議をしどこの誰がやったんか把握し徹底的に潰さねばなるまい

ト｢うちに手ぇ出したらどうなるかきちんと学んでもらわんとあかんからなぁ......｣