第0話 ページ2
「本日はお日柄もよく＿＿＿」
大学に通っている私、旗端A。
現在スピーチをしています。
内容は自分の好きなものとそれが世界にどう関わるか。
は？
意味わからん。
好きなものがＨ×Ｈじゃなきゃ終わってるね()
…そろそろおわりでいいか
そう思い締めようとする。
「＿＿＿以上を持ちまして…っ！」
その瞬間、大きな揺れが会場を襲った。
人々が混乱し、騒ぎ出す。
結構でかいな…
警備員の人たちが人々を避難させる。
私も誘導を手伝う。
「皆さん落ち着いてください！先に女性と子供優先です！。女性子供はこちらに来てください！！」
Ａ「男性はこちらにお願いします！」
落ち着いて行動すれば、周りも焦りはあれど冷静さは取り戻していく。
そうして、残り人数もわずかになったころまた大きな揺れが地球上を襲う。
何でこんな大きい地震ばっかなんだよ！
と、軽くイライラしていると小さな女の子が迷子になったのか、はたまた地震が怖いのかわからないが泣いていた。
女児「うわぁぁ〜〜〜ん！！！」
「っ…おじょーさん！一緒にここから出よう」
と、声をかけると泣きながらこちらへ歩いてきた。
よし！あとはここから出れば…
小さな女の子の上から、大きい岩石のようなものが落ちて来ていた。
「危ない！！！！！！！！」
そう声をかけると同時に駆け出していた。
(女の子をどうする！？
抱きかかえて走るには時間がない…
突き飛ばすしか！！)
と、同時になるべく痛くないよう、怖くないよう、強くしないよう心掛けて、めいっぱい押した。
その瞬間、景色がスローモーションになり、
(あぁ、死ぬんだな)
を最後に、意識を手放した。
数粒の涙を流して。
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作者名：shiki | 作成日時：2022年5月16日 12時
