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56馬鹿 貴重な証言ゲット!! ページ6

「さて、早速話を聞いてみるかな」


そう意気込みホテルの中へと入って行く。
入口のドアが開いた数秒後ぐらいに受付の方からやる気のない声が聞こえてくる。


「らっしゃいませ〜……スンマセンがお一人でのご利用は受け付けてないんですよ」

「いえ、利用しに来たわけではないので結構です……少々お聞きしたい事があるのですが、昨日の晩、この客が来ませんでしたか?」

「あぁ?昨日は女は来たがその時一緒にいた男はコイツじゃなかったな……何だこの写真?」

「……その言葉が聞けただけで十分です、ありがとうございました」


私は店員にそう礼を言い店を出ていった。
そんな私の後ろ姿をホテルの店員は不思議そうな目を浮かべて見送っていた。


「さて、やっぱりこの写真は合成だったか……移動に時間がかかったしな、一旦学園に戻るか」


そう一人呟き学園へと足を速めた。
学園へ着く頃にはもう夕方になってしまった。
中では秀作が待ってくれていたので彼が持っていた入門表にサインをして少し会話をする。


「Aちゃん、どうだった?」

「うん、思った通りこの写真は合成でつくられたようだったよ、ホテルの受付の人もこの写真の男、鉢屋はホテルに行ってないと証言してくれたよ」

「そうなんだ!良かった〜、あ、そうだ!鉢屋君から伝言があるんだけど……"放課後、科学準備室に来てくれ"だって」

「分かった、伝言ありがとうね、秀作」


私は秀作に礼を言って伝言通り科学準備室へと向かう。
もう放課後らしく人の通りはまばらである。
科学準備室の扉の前につき軽くノックする。
すると中から鉢屋の声がして中に入るように指示する。
指示通り中に入ると五年生達が集結していた。


「A来てくれて良かった」

「当たり前だろう……それで、話を聞かせてくれるか?」


私がそう促すと鉢屋はポツポツと話し始めた。
内容を理解した私は鉢屋の話を反復する。


「つまり、鉢屋は昨日の放課後、女の子に告白されそれを断りそして今日学校に行くとこうなっていたと……十中八九その女の子が犯人だろうな、多分」

「あぁ、多分な……昨日私に告白してきた女はこないだは組に転校してきた射得式 杞玻だ」

「え!あの、大手会社の社長令嬢じゃん!!こりゃあ、厄介だぞ」


尾浜がそう言いながら頭を掻く。
射得式か、名前ぐらいなら聞いたことがある。世界で有名な製薬会社じゃん!
そんな社長令嬢に告白されるとは……流石鉢屋だ。

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長月シキカ(プロフ) - ますしんさん» コメントありがとうございます!私もどちらも好きなのでつい書いてしまいました。苦手な方のほうが多いと思っていましたのでこのようなコメントをいただけて本当に嬉しく思います!これからも頑張りますね! (2016年6月25日 19時) (レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
ますしん - まさかのリボーン!? 驚きました!!どちらも好きなんです!更新頑張ってください!! (2016年6月25日 19時) (レス) id: 9d35f6ecdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:長月シキカ | 作成日時:2016年6月22日 1時

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