９９馬鹿 あのポプリの正体、恐らくは…… ページ49
「ちゃおっス、Aに大川…あと俺の知らねぇ奴もいるな」
「あ、赤ん坊!?まさかA……」
「んなわけねぇから安心しろ…こうなったらお前にも話さなければならないな」
私はリボーン君の事を簡単に説明した。彼は学園長の知人であり彼の彼は大きな組織ともつながりがある為、今回の事件について色々と調べて貰っているということを伝えた。
ちなみに彼がヒットマンであるというのは伏せて説明する。
「てことだ、分かったか?」
「A、一つ言い忘れてることがあるぞ…俺はヒットマンだぞ」
「ヒットマン?殺し屋か」
「せっかく私があえて話さなかったのによ…まぁいいや、鉢屋この事は他言無用で頼むぞ」
「分かってるさ」
「さて、本題に入るぞ…あのポプリの正体が分かったぞ」
リボーン君が発した言葉に周りの空気がピンッとはるのを肌で感じた。
あのポプリの正体……あのポプリを受け取った少年少女は皆、何やらイラついていて他の人との衝突が後を絶えない。もっと言えば凶暴性が増しているのだ。
こんな症状を引き起こすもの、それは多分……。
「あのポプリに使われている花は北部の寒い地域にしか咲かない特別な花でな、乾燥させ熟成させると大変危険な毒素を出す性質を持っている、しかしこれはごく最近になって発見された新種の植物でな、俺ですらその毒素を体内に取り込むとどんな少女が出るのかは分からん」
「……てことは、射得式はその植物を栽培しその効能をこの学園の人間で調べていたのか、このポプリは…立派なドラッグってことか」
「あぁ…このポプリを貰った生徒たちの症状はどんなだった?」
「皆、一様に凶暴性が増しているよ、おかげで鉢屋のい/じ/め/が酷くなってやがる…そしてそいつらは射得式からポプリを受け取る頻度が多くなってる」
「ならドラッグで間違いないな…今ディーノに言って射得式が栽培している北部のある場所に行かせて調べさせてる、もうそろそろ連絡があると思うが……」
リボーン君がそう言った瞬間、リボーン君の服のどこからか音が鳴る。
彼は小さい手で服のポケットを探り携帯を取り出した。
「噂をすればだな…ディーノからだ」
そう言うと彼は携帯を操作し机の上に置いた。
画面を見るとスピーカーモードになっている。
「"リボーン終わったぞ…射得式の奴等が栽培していた植物を採取出来たぜ!"」
「良くやったな、組織の奴らはどうした?」
リボーン君がそう訊ねるとディーノさんはいつもの声色で答える。
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長月シキカ(プロフ) - ますしんさん» コメントありがとうございます！私もどちらも好きなのでつい書いてしまいました。苦手な方のほうが多いと思っていましたのでこのようなコメントをいただけて本当に嬉しく思います！これからも頑張りますね！ (2016年6月25日 19時) (
レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
ますしん - まさかのリボーン！？ 驚きました！！どちらも好きなんです！更新頑張ってください！！ (2016年6月25日 19時) (レス) id: 9d35f6ecdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長月シキカ | 作成日時：2016年6月22日 1時
