６２馬鹿 最強の男、登場 ページ12
「ありゃ?若いのにもうダウン?なっさけないね〜」
「こ、このぉッ!!」
他のリーゼントも殺気だち私に向かってくる。
そいつの攻撃を簡単に避け伸びた奴の腕を掴み投げ飛ばすと「グアァ!」と低い悲鳴を上げながら沈んだ。投げ飛ばした先にもう一人いたらしく二人仲良く気を失ったようだ。
リーゼント達が起き上がってこないのを確認してパンパンッと手をはたく。
「おっしっ!邪魔者はいなくなったな」
「ちょっと何やってるんですか!?ていうか秋里さん強すぎぃ!?」
「まぁね、喧嘩には慣れてるからね……もうここまででいいよ、案内ありがとうね」
そう言いリーゼント達の屍(仮)を踏まないように避けながら応接室の扉の前に向かう。
その後ろで沢田君が小さく「気を付けて」と言ってくれたのが聞こえたので私は笑みを返しやった。
さぁようやくたどり着いた。私は応接室の扉の前に立ちノックをしようと拳をつくり扉を叩こうとすると中から声が聞こえてくる。
「いつまで扉の前に立っているの?入りたければ入りなよ……入る勇気があればね」
中にいる人物がそんな挑発じみた事を言うので私は二ィッと口元を歪ませた。
全く、最近の子供は大人に対する礼儀という物が足りていないようだ。
私は、意を決して扉のノブに手をかけ力を込めて捻った。
しかし扉を開けるとそこには誰もいなかった。
「?……っ!!!」
誰もいないと思っていたが扉を閉めた瞬間横から黒い影が私目がけて何かを振り下ろしてきた。
それを間一髪で避けその影を目視する。
そいつは学ランをはおりその手には銀色の物体がある。形状からみてトンファーだろうか?
「……子供が持つにはちと物騒じゃないか?」
「この僕を子ども扱いするなんて……貴方ﾀﾋにたいの?」
「質問を質問で返すなし……ってウワァ!?」
学ランは地を蹴り私に向かってくる。
アイツの武器であるトンファーを生身で受けたらさすがの私でもただではすまんだろう。
「おいおい、勘弁してくれよ!私はアンタとやり合いに来たわけじゃないんだ!話を聞けって!」
「そんなの僕の知った事じゃないよ」
「じゃあ……話を聞いてくれたらその後バトる!それでどうだ?自分で言うのも何だけど結構強いと思うよ?私」
ここまで言うとそいつは数秒考えるしぐさを見せ武器をしまう。
そしてゆっくりと椅子に座った。
「……話、聞くだけ聞いてあげる」
「それはありがたい……会いたかったよ、"雲雀恭弥"!」
そう呼んだ彼はフッと口元に弧を描いた。
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長月シキカ(プロフ) - ますしんさん» コメントありがとうございます！私もどちらも好きなのでつい書いてしまいました。苦手な方のほうが多いと思っていましたのでこのようなコメントをいただけて本当に嬉しく思います！これからも頑張りますね！ (2016年6月25日 19時) (
レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
ますしん - まさかのリボーン！？ 驚きました！！どちらも好きなんです！更新頑張ってください！！ (2016年6月25日 19時) (レス) id: 9d35f6ecdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長月シキカ | 作成日時：2016年6月22日 1時
