【ONE PIECE】幻獣達と夢を見る～アラバスタ編～ (ページ6)

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５６幻獣　オカマの能力ページ6

その瞬間を見た皆は殺気立ちそれぞれ武器を構える。
しかしバレエもどき野郎が待って待ってと言ったとき私は驚きの声をあげる。
何故ならバレエもどき野郎の顔がルフィさんの顔になっていたからだ。

「ジョ～～ダンじゃなーーいわよーーう!!」

「はっ??…俺だ!?」

「そっくり!?びびった!?びびった!?がーはっはっは!!」

バレエもどきが言うには彼が食べたのは"マネマネの実"で右手で触ると誰のマネでも出来そして左手で顔を触ると元の顔に変わるというらしい。
そしてこの能力はメモリー機能付きで過去に振れた顔は決して忘れないのだという。
カシャカシャと切り替わっていく顔の一つを見たときビビさんの顔が一瞬だけビクついたのを私は見逃すことは無かった。
バレエもどきはゾロたちの後私の顔にも触れてマネをしようとしたが何故か出来ない。

「あんら～?な～んであなたのマネができないのかしら～ん?」

「さ、さぁ…そ、それよりなんか向こうの方に船見えますよ?」

「アラ?もうお別れの時間!?残念ねい」

そう言った彼の言葉に心底残念がったのはルフィさんとウソップさんそしてチョッパーの三人だけである。

「悲しむんじゃないわよう旅に別れはつきもの!!でも、これだけは忘れないで……友情ってヤツァ…つき合った時間とは関係ナッシング!!」

キラーンとキメ顔で言われてもなぁ。
顔がアレだから笑いしかわいてこない。ちなみにこの言葉で感動しているのは例の三人だけである。

「さぁ行くのよ!お前達っ!!」

「ハッ!!Mr２、ボン・クレー様!!」

彼の部下らしき者たちが言った名前に私達はお互いに顔を見合わせ驚愕した。
Mr２ってまさか、オフィサーエージェントの№２ってこと?

「アイツが…Mr２・ボン・クレー!!」

「ビビ!お前顔を知らなかったのか!?」

ビビさんはMr２とMr１ペアには会ったことがなかったようで今の今まで分からなかったらしい。
しかし噂には聞いていたらしくMr２の特徴をつらつらと言ってのけたがそれは全て先ほどの男と一致する。
いや、気づけよ。そう思ったのは私だけではないらしくゾロやウソップさんあのルフィさんまで同じツッコミを入れていた。

しかし、これは厄介だな。あのボンクレーってやつが敵だとナミたちの顔を覚えられてしまったからアイツが変装してしまったら何も信用が出来なくなる。
いや、逆に考えろ私。今ここでアイツの能力を知ることが出来たのなら対策が打てるはずだ。私は頭の中で対策を練り始めた。