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6馬鹿 就職先ゲッツ!! ページ6

私は学園長が取り出した書類にザッと目を通して契約書にサインした。
そして、就職に関する手続きをここで済ませた私は「そうだ」と声をあげた。


「どうしたのじゃ?」

「いや……えと、この学園に、鉢屋っていますよね?」

「うむ、あやつからお主の事を聞いて連絡させたのじゃからのぅ、それがどうかしたのか?」

「いやぁ……その〜……」


私は鉢屋との関係をどう言おうか言葉を選んでいると、学園長は私の考えを悟ったのか静かに笑みを浮かべた。


「なんじゃ、その事か……お主と鉢屋三郎の関係性は知っておる……というか、ようやくくっついたのかと思ったほどじゃわい」

「あ……さいですか」


アイツ、まさか言いふらしたんじゃないだろうか?
そう危惧したが、学園長はその思いも伝わってしまったらしく再び笑みをこぼした。
この爺は透視能力でもあるんじゃないのか?


「鉢屋の口からは聞いてはおらぬ……それだけお主達が分かりやすいという事じゃ……まぁ世の中じゃあ確かに教師と生徒の恋愛はタブーじゃろう、じゃが、室町のころから見ておったがお主達の気持ちは本気じゃろう、なら、ワシは何も言わん。しかし、この学園にも忍術学園の先生ではない先生も務めておるからのぅ。その者達にバレてワシに報告が出た時にはワシも学園長として処罰を与えねばならぬことを忘れるでないぞ」

「おぉ、長いセリフご苦労さんです……まぁ、バレたその時は遠慮なくクビにしてください」


私の言葉は到底適当に言っているように聞こえるかもしれないが私は紛れもない覚悟を持って言葉を発している。
学園長も私の覚悟を受け取ってくれたのか満足そうに微笑んだ。


「まぁ、ワシはお主達を信じておるからの……さて、Aには一週間後にでも働いてもらいたいのじゃが大丈夫かのぅ?」

「えぇ、私は大丈夫です……一週間後ですね」

「あぁ、よろしく頼むぞ……さて、ワシからは以上じゃがもし時間に余裕があるのなら、忍たまやくのたま達に会っていきなさい」


学園長が言うには中高等部には女子中高があるらしい、名を紅学園という中高一貫校らしい。
ちなみに乱太郎たちが通う中等部は共学らしい。
おぉ、女子高と言えば女の園じゃん!これは行くっきゃないっしょ!
そう意気込んで私は"学園長室"を退室した。


そして、地図を見ながら紅学園を目指していたが、後ろからある人物を含めた数人の声に呼び止められ私は振り向いたが、その瞬間大きく目を見開いた。

7馬鹿 突然ビックリすると心臓がバクバクする→←5馬鹿 翁との再会



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長月シキカ(プロフ) - 月花道蒼斗さん» コメントありがとうございます!私も絶対可愛いと思います^ ^ これからも頑張りますので、よろしくお願いしますね( ^ω^ ) (2017年5月22日 23時) (レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
月花道蒼斗(プロフ) - こっちの方にも来ました!やっぱりいいですね!四年生と五年生の女の子バージョン見たいですね。本気で見たい。絶対可愛い。 (2017年5月22日 23時) (レス) id: 53496b0259 (このIDを非表示/違反報告)
長月シキカ(プロフ) - 舞姫桜さん» コメントありがとうございます!こんな作品を楽しみにしていただけているなんてとても嬉しく思います!これからも頑張りますのでどうかよろしくお願いしますね( ^ω^ ) (2016年6月13日 11時) (レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
舞姫桜 - 来ちゃいました。毎回、とても楽しませて頂いています!更新頑張ってください! (2016年6月13日 9時) (レス) id: 308a4dd197 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:長月シキカ | 作成日時:2016年5月22日 23時

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