３３馬鹿 女の子がピーと言って何が悪い ページ33
「相手が中々行動をおこさない場合は、少し危険だが私は煽っていくスタイルで行く……確か、忍術でもこういう術あっただろう?なんだっけなぁ、かしゃの術だっけ?」
「それって、もしかして"五車の術"の一つ"怒車の術"じゃないですか?」
「おほー!懐かしいなぁ」
そうそう、五車の術の怒車の術だ。
流石秀才の久々知だ、あと竹谷のその鳴き声は今も健在かよ。
「それそれ、その怒車の術を使うんだ、意味は分かるな?」
「勿論ですよ!Aさんじゃあるまいし」
「おいこら尾浜、一言余計だぞ……女の子で良かったな、お前が男だったら今頃大事な所が潰れていたかもしれんぞ」
「……スミマセンデシタ」
尾浜がカタコトで謝罪をするのを聞いて私は話を続ける。
「今の時代の不良はお前たちが昔相手していた敵より断然弱いしクソな脳みそしかない単細胞だ、煽って勝手に怒って冷静さを失った時が狙い目だ……この時私は必ず急所を狙う」
「き、急所って……」
「例えば男なら金○アダッ!!」
私が男の大事な所を隠すことなく言った瞬間中在家と潮江と食満がほぼ同時に拳骨を私の頭の上に勢いよく落としてきた。
三つのたんこぶのアイスクリームが私の頭に出来上がってしまった。
「イッテェよ!何すんだ」
「……後輩の前で下品な事を言わないでもらいたい」
「そうだぞ、このバカタレ!!」
「てか、女のお前がそう言う事を平然と言うなよ!!」
「…元男が何言ってんだよ、まぁいいや、話を続けるぞ…えっと、急所の話だったな、男のアレの他には、鼻や目、みぞおちなどがあげられるな。この時中途半端な力でやっても意味はない全力でやれ、勿論相手がﾀﾋなない程度にな」
「あぁ、分かった」
彼女達がメモを取り終わるのを待って続きの言葉を紡ぐ。
「中途半端な力でやると相手はすぐに体勢を立て直してしまうからな……まぁお前たちなら向かってきた敵の鼻を拳か平手で殴打するのがベストだろうな、鼻血でも出してしまえば一気に戦意喪失するだろう…リーダーを先に潰してしまえば周りの取り巻きたちも少しはたじろぐ」
「ふむふむ…」
「後は、睨みをきかせながら脅かしの言葉でも言えば大抵は逃げていく……もし逃げずに向かってきたら同じように沈めてやれ…そうだ、ここで実践を交えてみようか、悪いが誰かマットを準備してくれないか?」
そう言うと下級生の何人かが手際よくマットを用意してくれた。
私は下級生に礼を言って頭を撫でてあげてある人物に声をかける。
３４馬鹿 実践をまじえた方が分かりやすい→←３２馬鹿 正当防衛を信条とせよ
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長月シキカ(プロフ) - 月花道蒼斗さん» コメントありがとうございます！私も絶対可愛いと思います^ ^ これからも頑張りますので、よろしくお願いしますね( ^ω^ ) (2017年5月22日 23時) (
レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
月花道蒼斗(プロフ) - こっちの方にも来ました!やっぱりいいですね!四年生と五年生の女の子バージョン見たいですね。本気で見たい。絶対可愛い。 (2017年5月22日 23時) (レス) id: 53496b0259 (このIDを非表示/違反報告)
長月シキカ(プロフ) - 舞姫桜さん» コメントありがとうございます！こんな作品を楽しみにしていただけているなんてとても嬉しく思います！これからも頑張りますのでどうかよろしくお願いしますね( ^ω^ ) (2016年6月13日 11時) (レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
舞姫桜 - 来ちゃいました。毎回、とても楽しませて頂いています！更新頑張ってください！ (2016年6月13日 9時) (レス) id: 308a4dd197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長月シキカ | 作成日時：2016年5月22日 23時
