３２馬鹿 正当防衛を信条とせよ ページ32
「さて、お前たちだが…まず最初に言うけど、自分から喧嘩を売りに行くような真似は絶対にするな……これだけは絶対に守ってくれ」
「あ、あぁ、分かった」
私の真剣な物言いに少したじろいだのか潮江はどもりながらもそう言った。
それに続いて他の上級生もコクコクと頷いた。
「よし、じゃあソレを前提に話を進めていくぞ…まず、お前たちが絡まれると言ったらナンパかなんかだと思うけど、その時に最初は絶対にノーと意思表示をすることを忘れるな」
「……抵抗しろという事か?」
「抵抗とは少し違うかもな、潮江……態度じゃなくて言葉で断るんだ、その時に相手が引けばそれでいいが、相手がなおも寄ってくる、または逆上してきた場合少々手荒だが痛い目を見て貰おう」
「……具体的に、どうすれば」
中在家が小さい声でそう聞いてくる。
私は頭の中で言葉を積み立てた。
「たとえば、下級生にも言ったが腕を掴まれたら内側にひねったりだとか……後ろから肩を掴まれたら掴まれた方の腕を真上にあげてターンするんだ、そうすれば相手の手は肩から離れるぞ」
「なるほど……」
「あと、勘違いしてほしくないのは護身術と言うのはあくまで隙を作って"逃げる"事だ、だから、隙が出来たら真っ先に逃げること、いいな?」
「でもAは戦ってたじゃねぇか」
「そりゃあ戦うしか道がない場合は戦うさ」
「じゃあ、ソレも教えてくれよ!」
潮江と食満がどうしてもというので私は一つため息をつきながら彼女達を見た。
全く、コイツラは血の気が多いというか……せっかく可愛く生まれてんだから大人しくしときゃいいのに……。
そう心の中で呟いて口を開いた。
「じゃあ、教えてやるよ……まぁ今から言うのは全部私の自己流だからな真似するかしないかはお前たちに任せる、あぁ、下級生は絶対に真似するなよ」
そう前置きをすると下級生達は元気よく返事をしたのを見とどけた私は続きを口にする。
「まず周りを囲まれた場合、私はまず数を確認する……そうすることで自分の体力の配分を考えるんだ、そして次にその軍団のリーダー格を見極める、これはイの一番で声を張り上げる奴が大体はリーダー格だ」
「そ、そうなんですか……」
「そうそう、んで相手が動くのを待つんだ、ここで絶対に自分から行動をおこすなよ……あくまで自分は被害者でなければならないんだ、ここまでいいか?」
私がそう聞くと彼女達はうんうんと首を縦に振った。
それを確認した私は話しを続ける。
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長月シキカ(プロフ) - 月花道蒼斗さん» コメントありがとうございます！私も絶対可愛いと思います^ ^ これからも頑張りますので、よろしくお願いしますね( ^ω^ ) (2017年5月22日 23時) (
レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
月花道蒼斗(プロフ) - こっちの方にも来ました!やっぱりいいですね!四年生と五年生の女の子バージョン見たいですね。本気で見たい。絶対可愛い。 (2017年5月22日 23時) (レス) id: 53496b0259 (このIDを非表示/違反報告)
長月シキカ(プロフ) - 舞姫桜さん» コメントありがとうございます！こんな作品を楽しみにしていただけているなんてとても嬉しく思います！これからも頑張りますのでどうかよろしくお願いしますね( ^ω^ ) (2016年6月13日 11時) (レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
舞姫桜 - 来ちゃいました。毎回、とても楽しませて頂いています！更新頑張ってください！ (2016年6月13日 9時) (レス) id: 308a4dd197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長月シキカ | 作成日時：2016年5月22日 23時
