２９馬鹿 喧嘩するほど仲がいい ページ29
次の日、私はいつものように仕事をしていると吉野先生ではない先生に生徒が呼んでいると報告を受けた。
私は、仕事を簡単に片づけて私を呼んだという生徒の元へと向かう。
「あ、Aさん!」
「なんだ、お前たちか……あと、学校では先生と呼べと言ったろ?」
「じゃあ、そういう"先生"もそう言う言い方はないと思いまーす」
「……それ言われたら、何も言えねぇわ……で、何か用ですか?」
私の目の前にいたのは元忍たま達の女の子になった四年生だった。
しかし、浜はいない。
不思議に思った私は四年生に訊ねた。
「あれ、浜は?いつも一緒にいたろ?」
「守一郎はある場所にいます……あの、今お時間よろしいですか?」
「……ちょっと待ってろ、吉野先生に聞いてくるから……てか、お前たち授業は?」
「今日は月に一度の全先生方達が会議をする日なのでどのクラスも午前授業なんです」
「そっか、じゃあちょっと待っててくれ」
私は彼女達にそう言って、一度事務室へと戻った。
事務室へ入ると丁度良いタイミングで吉野先生を発見した。
私は吉野先生に事情を話すと快く了承してくれた。
「あの子達が貴方を頼ったのですから、きっと何かあるんでしょう……仕事も一段落しているのであの子達の元へ行ってあげなさい」
「あ、ありがとうございます!終わったらすぐ仕事に戻りますから」
「えぇ、お願いしますね」
そう会話をして私は事務室を出た。
事務室の外に出ると四年生が談笑しながら待っているのが見える。
そんな彼女たちに声をかけると彼女達は一斉にこちらを振り向いた。
「あ、Aさ…じゃなかったA先生……どうでした?」
「平、本当お前いい子だよな……あぁ、時間貰えたよ」
「じゃあ、ちょっと着いて来てもらえませんか?」
私が褒めたことでグダグダと長話を始めそうになるのを田村が食い気味に言葉を紡いだ。
そのことに腹を立てた平が田村と喧嘩をおっぱじめようとするのを私はまぁまぁと宥める。
「はいはい、喧嘩すんな…それより、ついてこいってどこに行くんだよ」
「体育館だよ〜」
「斉藤、体育館になんて何の用なんだよ」
「まぁ、行けば分かりますよー、ほら、滝も三木もさっと行くよ」
綾部が今にも喧嘩をしそうな雰囲気を漂わせている二人にそう声をかけると二人はジトっとにらみ合いをして歩みを進めた。
そんな様子の二人を見て私は一つ息を吐いた。
「……変わらんなぁ、この二人は」
そう呟くと斉藤は苦笑いを浮かべた。
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長月シキカ(プロフ) - 月花道蒼斗さん» コメントありがとうございます！私も絶対可愛いと思います^ ^ これからも頑張りますので、よろしくお願いしますね( ^ω^ ) (2017年5月22日 23時) (
レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
月花道蒼斗(プロフ) - こっちの方にも来ました!やっぱりいいですね!四年生と五年生の女の子バージョン見たいですね。本気で見たい。絶対可愛い。 (2017年5月22日 23時) (レス) id: 53496b0259 (このIDを非表示/違反報告)
長月シキカ(プロフ) - 舞姫桜さん» コメントありがとうございます！こんな作品を楽しみにしていただけているなんてとても嬉しく思います！これからも頑張りますのでどうかよろしくお願いしますね( ^ω^ ) (2016年6月13日 11時) (レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
舞姫桜 - 来ちゃいました。毎回、とても楽しませて頂いています！更新頑張ってください！ (2016年6月13日 9時) (レス) id: 308a4dd197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長月シキカ | 作成日時：2016年5月22日 23時
