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27馬鹿 元姫様との再会 ページ27

鉢屋とクレープを食べた日から数日がたった。
今日は仕事を早く上がらせて貰った為、夕方まだ空が明るい時に帰れている。
電車を降りていつもの道を通ろうと思ったのだが、ふと思いたった。


「こんなに早く帰れるなんてそうそうないし……ちょっと探検して帰ろうかな」


そう思いたち私はいつもの道ではない道を通って帰ることにした。
いつもとは違う道なので、あーこんなとこに新しく出来たんだーとか、あ、ここの店潰れてる……とか、独り言を言いながら歩いているとある公園にたどり着いた。


「あ、ここ懐かしい〜。昔、遊んだ公園じゃん……けど、今はあまり使われていないみたいだな」


その公園は長いこと手入れされていないのか雑草は伸びきっているわ、遊具はあちらこちらに錆が目立つわで散々な有様である。
まぁ、違う場所に新しく公園が出来てしまったからここに来る子供はいないのだろう。


感傷に浸りながら辺りを見ていると奥の方に設置されているブランコが揺れているが目に入った。
改めて、ブランコを見るとひとりの小さな女の子がブランコを揺らしている。
恐らく、小学校低学年だと思われるが、そんな小さな子がこんな公園に来るなんて珍しいな。
そう思って見ていると顔を下げていた女の子がふいに視線を上げた。


その女の子は私の方を見ると顔をハッとさせ私に向かって駆けだした。
私は意味が分からないがその女の子を抱きしめる。流石にこんな小さな子を避けて怪我をさせるわけにはいかないからだ


「あ、あの〜、お嬢ちゃん?」

「……!A!私よ、鎖那よ!」

「さ、な……え!まさか、鎖那姫か!?」


私が驚きの声をあげるながらそう言うと女の子…鎖那は「そうよ!」と花のような笑みを浮かべてこちらを見ていた。
うわ〜、めちゃ可愛いんですけどー!!


「だけど、この時代で"姫"はおかしいわ……私は鎖那でいいわ」

「あぁ、だけど……鎖那まで記憶を持って転生するなんて」

「私もAを見るまでは記憶はなかったわ……けど、Aを目にうつしてから一瞬で前世の記憶がよみがえって来たの」

「そうか……まぁ、会えて嬉しいよ、鎖那」


そう微笑みながら言うと鎖那もとても嬉しそうな笑みを浮かべていた。
私達は近くにあった錆びたベンチに腰掛け少し話をすることにした。


「紗那は今何年生だ?」

「私は今初等部三年よ」

「ほ〜そうか、まさか、大川学園に通ってる?」

「そうだけど……」


おっと、ここにも学園の生徒がいたのか……。

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長月シキカ(プロフ) - 月花道蒼斗さん» コメントありがとうございます!私も絶対可愛いと思います^ ^ これからも頑張りますので、よろしくお願いしますね( ^ω^ ) (2017年5月22日 23時) (レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
月花道蒼斗(プロフ) - こっちの方にも来ました!やっぱりいいですね!四年生と五年生の女の子バージョン見たいですね。本気で見たい。絶対可愛い。 (2017年5月22日 23時) (レス) id: 53496b0259 (このIDを非表示/違反報告)
長月シキカ(プロフ) - 舞姫桜さん» コメントありがとうございます!こんな作品を楽しみにしていただけているなんてとても嬉しく思います!これからも頑張りますのでどうかよろしくお願いしますね( ^ω^ ) (2016年6月13日 11時) (レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
舞姫桜 - 来ちゃいました。毎回、とても楽しませて頂いています!更新頑張ってください! (2016年6月13日 9時) (レス) id: 308a4dd197 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:長月シキカ | 作成日時:2016年5月22日 23時

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