２馬鹿 電車に乗ると眠くなる ページ2
母親に「就活に行ってくるー」と言うと母親は「マンホールに気を付けるのよー」と返してきた。
流石に二度目はないだろうと思うが念の為注意して道路を歩く。
駅について切符を買おうと上の値段表を見ると分かりやすく"大川学園前"と書かれている。ここからだと六駅離れているのか。値段は５８０円だった。
私は往復切符を買い電車に乗った。
がタンゴトン……がタンゴトン……
久しぶりの電車に揺られながら窓の外をみる。今は夏なので太陽の光に当てられた緑の木々が生き生きとしているように見える。
「……早く着かないかな〜」
そう呟いて私は目を閉じた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「次は〜、大川学園前〜大川学園前〜、お降りの際は〜」
「……はっ!?」
私は電車のアナウンスで目を覚ました。
急いで席を立って開く扉の前に立つ。今は平日の昼頃だった為電車を利用する人が少なかったので難なく扉の前に立つことが出来た。
電車を降りて改札を抜けた先に案内板を見つけたので大川学園を探すと、この駅から徒歩約三分の距離にあるらしい。
私はその案内板を携帯で写真を撮って学園へと向かった。
撮った写真で場所を確認しながら歩いていると、看板が目に飛び込んできた。
"大川学園はこの先の信号を左折"と書かれた看板だった。
その看板の端にはあの学園長先生のデフォルメの絵が描かれていた。
あの狸爺は、この時代でも性格は変わってないのかよ。
私は小さく口元に弧を描く。
そしてその看板に従って学園へと向かった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「……やっと着いたか…てか、やっぱりデカいなここ」
ようやくついた大川学園は普通の学校とは比べ物にならないほど大きかった。
大きな門の向こう側に大きな時計塔が見える。よく見ると鐘の様な物も見えるが、まさかな……。
私は意を決して門を潜ると何処からともなく人影が砂埃を上げて此方に向かってやってくる。あぁ、この感じ懐かしいなぁ。
そんな事を思いながらその人影が近づいてくるのを見ていた。
「あぁ!勝手に入っちゃ駄目じゃないですか〜!この入門表にサインを……!!」
その人物は私の姿を目にとらえると持っていた入門表を手から離した。
彼の手から離れた入門表は重力に逆らうことなく地面へと落ちてゆく。
私はソレを見ながら人物に向かって微笑んだ。
「久しぶり、秀作」
３馬鹿 泣かれると困るのはいつの時代も同じ事→←１馬鹿 世の中年の差カップルは珍しくない
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長月シキカ(プロフ) - 月花道蒼斗さん» コメントありがとうございます！私も絶対可愛いと思います^ ^ これからも頑張りますので、よろしくお願いしますね( ^ω^ ) (2017年5月22日 23時) (
レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
月花道蒼斗(プロフ) - こっちの方にも来ました!やっぱりいいですね!四年生と五年生の女の子バージョン見たいですね。本気で見たい。絶対可愛い。 (2017年5月22日 23時) (レス) id: 53496b0259 (このIDを非表示/違反報告)
長月シキカ(プロフ) - 舞姫桜さん» コメントありがとうございます！こんな作品を楽しみにしていただけているなんてとても嬉しく思います！これからも頑張りますのでどうかよろしくお願いしますね( ^ω^ ) (2016年6月13日 11時) (レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
舞姫桜 - 来ちゃいました。毎回、とても楽しませて頂いています！更新頑張ってください！ (2016年6月13日 9時) (レス) id: 308a4dd197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長月シキカ | 作成日時：2016年5月22日 23時
