２４無個性 ページ24
天喰君と通形君と一緒に昼食をとった私は、いつものように昼の仕事を着々と終わらせていく。
そして、今はスナイプ先輩から頼まれた仕事を終えたところである。
「さて、次は……」
「お、秋嶋。ここにいたか」
資料室で古い書類を片付けていた私が資料室を出ると、相澤先輩が私に近づきながらそう言った。
彼の言葉から推測するに、私を探していたらしい。
「相澤先輩、何かご用っスか?」
「あぁ。悪いんだが今日の帰りのHRをやってくれねぇか? 急遽マイクと一緒に出張に行くことになってな」
「そう言う事でしたら任してくださいっス」
「助かる。じゃあ俺の机の上に連絡事項を書いた冊子を置いてあるからな」
「分かりましたっス」
「じゃあ頼んだ」
そう言い背を向けて歩き出す先輩を見送り、私は彼の進行とは違う方向にある職員室へと向かう。
職員室内の相澤先輩の机の上には、彼が言っていた通り確かに冊子が置かれていた。
その冊子を手に取り1-Aの教室へ向かおうとする私を、傍にいたミッドナイト先輩が話しかけてきた。
「あらAちゃん。またイレイザーに頼まれたの?」
「えぇ、そうっス」
「Aちゃんも大変ね」
「これも仕事っスからそんな事ないっスよ。それにミッドナイト先輩に比べたら自分なんか全然っス」
「まぁAちゃんったら」
そう言って笑んで見せるとミッドナイト先輩は綺麗な笑みを浮かべて笑う。
そんな彼女の笑顔で癒された私は、彼女に一言かけ職員室を後にした。
長い廊下を歩き目当ての教室の前までたどり着いた私は、雄英特有の馬鹿でかい扉に手をかけ横にスライドさせる。
「さぁ、帰りのHR始めるっスよ。みんな席に着くっス」
「あ、秋嶋さん。今回も相澤先生出張ですか?」
「その通りっスよ」
教師が立つ教壇の前に移動しながらそう聞いてきた尾白君の言葉に笑みを携えたまま答える。
こうして見ると、入学式の時の事を思い出す。
「なんか秋嶋さんがそこに立ってるの見ると、入学式の時を思い出すねっ」
「お、自分もそう思ってたとこっスよ。芦戸さん」
つい先ほど自分が思い描いた事と同じ事を口にした芦戸さんに同意すると、彼女は嬉しそうに目を細めた。
そんな彼女に向かって同じように笑みを返しつつ、私は持っていた冊子を開く。
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長月シキカ(プロフ) - メホニアンさん» コメントありがとうございます！マイク先生も相澤先生もかっこいいですよね^ ^ 更新頑張りますのでよろしくお願い致します！閲覧感謝です^ ^ (2017年11月28日 13時) (
レス) id: 547ce2e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
メホニアン(プロフ) - トマトを食べた後のマイク先生に、キュンとしました。優しい相沢先生に惚れました。更新頑張ってください！！ (2017年11月28日 13時) (レス) id: dbe6c4db20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長月シキカ | 作成日時：2017年11月4日 23時
