赤が興味を持たれる話 ページ6
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side 継続
...あああぁぁああぁあ、終わったぁぁ。(午前)
話の内容、全く頭に入って来ないわ。
何言うとんのかさっぱりや。
...あれやな、ひごろのおこない、ってやつやな。
でも、ノートはちゃんと書いたんやで？
それだけでも褒めて欲しいわ…
...で、
問題の生徒会長サマやけど、昼休憩になっても来ません。
なに、どういうこと？
...昨日のあれ、俺の妄想ちゃうよな？
妄想やったら充分ヤバい奴やけど。
「...んん〜？、っと、すまん。」
悩み過ぎで少し声に出とったみたいや。
声出した時、席の隣を横切った女子がめっちゃ飛び跳ねた。
んで、驚いたようにこっち向いてんねん。
...ノートと教科書、筆箱落としてるで。
それを拾って、俺は目の前のそいつに渡す。
「ほい。」
「...」
「...」
「...」
「...なんか喋ろうや。」
驚くほど無言。
驚いた顔の奴らが対面してる感じになっとるやん。
...こいつ、なんで喋らんの？
「...ふふっ」
「は？」
「あははっ!!渋谷くんって喋れるんだね!!」
...
...はぁ!?
当たり前やろ、喋れるわい。
いや、逆になんで俺、喋れないことになっとるん？
「いや普通に喋れるわ。」
「えー？だって、新学期の自己紹介の時も、授業中指名された時も、一言も話さなかったじゃない。」
「...」
いや、それはなぁ...
自己紹介の時は思いっきり寝とったし、
授業中指名されたって、解答わからんかったら、話すに話せへんやん。
「...ま、大方寝てたとか、答えが分からなかったとかでしょうけど。」
「わかってんなら聞くなや。」
「即答。私は別に聞いたつもりはないんだけど。」
そう言って目の前の女は微笑を浮かべる。
...なんやねん。
てか誰や？
...あー、ヤバいな。
クラスにいないと同クラのやつの名前も忘れるんやな。
「...ははっ、渋谷くんって面白いね。」
「どこがやし。」
「今もほら、百面相してる。」
...こいつどんだけ笑うねん。
百面相...してへんやろ。
「ん〜、その顔は、私の名前がわからんのかな〜？」
「...エスパーか。」
「能力者ですから〜」
楽しげにニコニコ笑っとる。
普段なら嫌になるやけど、こいつのは別に悪くない。
能力については聞かんでも、何となく察した。
「渋谷くんってやっぱ面白い。」
「...そうか？」
「うん。私、少し興味あるな〜」
興味、なぁ。
次移動教室だよ、とだけ残してアイツは颯爽と去っていった。
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ぺど(プロフ) - ぽた子さん» ぽた子さん、コメントありがとうございますm(_ _)m 展開は私の気分によって変わります(´･∀･) ですから自分自身もどうなるのか…(笑) ご愛読ありがとうございます。これからも『彼と彼女の限定日記』、よろしくお願いします！(･ω-人) (2018年1月13日 17時) (
レス) id: de724e50f6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽた子 - これからどうなっていくか展開が楽しみです！！ (2018年1月11日 19時) (レス) id: a9697f1835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺど | 作成日時：2017年10月9日 13時
