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「ばあさんあんた......」
「なんだい?言ったこと無かったかい?あたしゃ生まれは浅草だよ。」
「そうだったの!?!?」
驚愕の事実に私は驚きを隠せないのに、おばあちゃんはなんて事ない顔で佇んでいる。
「爺さんに嫁ぐためにほぼ夜逃げ同然ででてきたからねえ、アンタが知らないのも無理ないね。」
「ええ!?そうなの!?!?」
おじいちゃんとおばあちゃん、そんな大恋愛だったの...?
「火鉢ちゃんの相談にはよくのったもんさ。紺炉ちゃんがちっこい頃は良くあやしたもんだねぇ。」
『懐かしいねぇ!』と快活に笑うおばあちゃん。
確かにそういえば、どことなくあの浅草の活きの良さみたいなものを感じる。
「実家に戻りにくいってんなら、俺からも話してみるが..どうする?」
おばあちゃんに尋ねる新門大隊長。
おばあちゃんの実家に住まわせてもらえるとしたら、詰所には行かないのか......。
っいやいやいや!別にいいじゃない!住む場所が何とかなるなら!あ、でも紺炉中隊長との生活はちょっと憧れるかも...。
あ、でも寝起きのボサボサ頭とか見られたら恥ずかしくて死んじゃっ...
―ドンッ
ぐるぐると考えていたら突然背を押され、新門大隊長の方へ1歩近づく。
胸板に鼻先が触れるか触れないかの距離。
「あ...//お、おばあちゃん!?」
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紫癸(プロフ) - やよいさん» コメントありがとうございます!そして読んでいただきありがとうございます(嬉)少しでも力になれたのなら何よりです！お互い頑張りましょう!! (2021年4月3日 20時) (
レス) id: 577fa76214 (このIDを非表示/違反報告)
やよい - 凄く面白かったです！凄く書く気が出ました ありがとうございます 頑張ってください (2021年4月2日 15時) (レス) id: 90306a3c24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫癸 | 作成日時：2021年2月24日 14時
