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触れるか触れないか、及川の唇ギリギリのところまで手を引かれる。
どうって...どうすればいいのよ......//
「......あ、暑い!汗臭い!離れて!!!!」
「えっ...!(ガーンッ」
手を奪い返して、及川をトンっと突き飛ばす。
「く、くさ......汗ふきシート..10枚......」
なんだか及川がどんどん小さくなっていくような気がする...。
「じょ、冗談だから...そんなに落ち込まなくてもいいでしょ...。」
突き飛ばした事で少し距離の空いた及川の方へついっと寄る。
「冗談なの!?......タチの悪い冗談はやめてくださいAちゃん。俺死ぬよ?」
「何がどうなってあんた死ぬのよ...?」
及川がまた大きな大きな安堵のため息をつく。
そんなに地雷だったの..?寧ろ及川の匂いは好きな......
「な!?なんで離れるのAちゃん!?!?」
近づけた距離を今度は倍離す。
「あ、暑いから...!!」
「ホントに!?本当にそれだけ!?ならいいんだけど..!?!?」
私の方へ伸ばして来た手をゆっくり下げる。
だって......無理//
意識しちゃって匂い嗅いで、私変態じゃん...。
なんで女の子たちそんなに普通に寄っていけるの...!?
ただでさえ2人っきりって事にもドキドキしてるのに......
『何やってんだお前らこんなとこで?』
「岩泉!」
「何しに来たのさ岩ちゃん!」
首に提げたタオルで汗を拭きながら、岩泉がやって来た。
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紫癸(プロフ) - RIOさん» 呼んでいただきありがとうございます!全然更新できてなくてすみません...頑張って完結させます!!! (2021年11月8日 21時) (レス) id: 577fa76214 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらってます!めっちゃ面白いです!!更新待ってます! (2021年11月3日 19時) (レス) @page50 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫癸(プロフ) - ねこ@自己満小説さん» 読んでいただきありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです!!^^更新頑張ります! (2021年8月8日 14時) (レス) id: 577fa76214 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ@自己満小説(プロフ) - この作品めちゃくちゃ好きです!展開も早くてもうあの、性癖にグサッときましたね!これからも頑張ってください!! (2021年8月7日 12時) (レス) id: d675a829f6 (このIDを非表示/違反報告)
紫癸(プロフ) - さ。、さん» コメントありがとうございます。なるほど……そうですよね、申し訳ございません。物語の構成上まだ名前呼びにはできないので、苗字変更できるように調整します!!貴重なご意見ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 (2020年6月15日 18時) (レス) id: 09e86c6bee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫癸 | 作成日時:2020年6月2日 15時