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「ちょっと締めすぎた…。」
『くるじいぃぃ〜。』と帯のところを擦る葵。
日は先ほど沈んで、まだほんのり赤みが挿している空に、ちらほら星が瞬き始めている。
本日花火大会当日、花火日和の快晴である。
結局あの後でゆっくり選べるわけもなく、帰ってみるとお互い家にいい物があったのでそれを着ることにした。
葵は藍色の生地に白と紫の花の模様。
私は黒地に白いユリの花の模様だ。
「葵はよく似合うね…。」
「えー、Aに言われても嫌みにしか聞こえないぃ〜。」
とは言っているが、多分葵は学校一と言っても過言じゃないほど可愛いと思う。
本人に言うと調子乗るので言わないけど......。まあ、白布君が惚れるのも無理はない、と思う。
性格はちょっとあれだけど......。
「Aちゃーん！葵ちゃーん！」
人びとの頭上にゆらゆら揺れる手が見える。
「ごめん、遅くなった。」
「ううん、時間ピッタシじゃん！」
そばに行って言うと天童はスマホを確認してグッとグーサインをする。
「三条先輩。」
天童の影からヌっと現れた白布君に葵がビクリと肩をはねさせる。
「浴衣、可愛いですね。」
「あ、ありがとう…。浴衣............」
「もちろん先輩のほうが可愛いですけど。」
「っ......。」
葵がバッと私の後ろに隠れる。
『フゥー、賢二郎やっるぅー』といつも通りの天童。
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紫癸(プロフ) - 千弘さん» 遅くなってしまい申し訳ございません!ありがとうございます!至らない点ありますがどうぞよろしくお願いします！！ (2018年1月23日 17時) (
レス) id: a874f4c2b5 (このIDを非表示/違反報告)
千弘(プロフ) - めっちゃ面白かったです！次続編読むので楽しみです！！ (2018年1月11日 10時) (レス) id: 99ade87467 (このIDを非表示/違反報告)
紫癸(プロフ) - 蒼生さん» ご指摘ありがとうございます！すぐに修正いたします。 (2017年3月15日 17時) (レス) id: 87abf74f68 (このIDを非表示/違反報告)
蒼生(プロフ) - あと、マネージャーを紹介する場面でも、夢主の苗字が変換されません (2017年3月15日 17時) (レス) id: b4dfbbc7a2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼生(プロフ) - 三年生雑談会2が、友達役のこの名前が変換されなくなってますよ (2017年3月15日 17時) (レス) id: b4dfbbc7a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫癸 | 作成日時：2016年12月19日 21時
