影山君と2 ページ16
更に後ろから駆けてくる坊主頭と特徴的な髪型の男の子。
「何女性の手握り締めてんだあああああああーーーー！！！」
ドカッと、飛び蹴りを食らって顔から着地した影山君。
うわあ、痛そう…………
「うちの一年が失礼いたしました。」
「おケガはございませんか？」
キリッとした顔で私に跪く二人。
ケガなら私より影山君が......。
そちらを振り返ると、鼻血を垂らしながら私のことを真剣な表情で見つめる影山君。
「俺、必ず及川さんより上手くなってみせます。」
「うん。頑張れ！」
微笑んで頷く。
「Aさん。」
「ん？」
「俺、一度だけあなたの試合を観たことがあります。」
「え…そうなの？」
「綺麗でした。あなたのプレー、すっげー綺麗でした。」
「......。」
『じゃ、失礼します。』と軽く一礼して、私に背を向けて走り去っていく。
その背を追いかけていく賑やかな男の子たち。
何か、ちょっと牛島に似てる......かも…。
ところで、ここどこ？
_________________________
「影山、あの美人なお姉さんと知り合いなのか？」
「Aさんっていうのかぁ......。」
「美しかった......。」
「白鳥沢のマネージャーらしい。」
「龍…。」
「ノヤっさん…。」
『まずは妥当青城!!!!!!そして待っててくださいAさん!!』
蝉の声が響き渡る夏の日の出来事。
彼らは知らない、代表決定戦で彼ら、烏野高校と白鳥沢学園が対戦する頃には、彼女はもうマネージャーではないことを……。
そんなことは夢にも思っていない田中と西谷はうっとりと、彼女の顔を思い出しながら、ロードワークに勤しむ。
彼らの大好きな美人マネが待つ体育館へ向かって……。
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紫癸(プロフ) - 千弘さん» 遅くなってしまい申し訳ございません!ありがとうございます!至らない点ありますがどうぞよろしくお願いします！！ (2018年1月23日 17時) (
レス) id: a874f4c2b5 (このIDを非表示/違反報告)
千弘(プロフ) - めっちゃ面白かったです！次続編読むので楽しみです！！ (2018年1月11日 10時) (レス) id: 99ade87467 (このIDを非表示/違反報告)
紫癸(プロフ) - 蒼生さん» ご指摘ありがとうございます！すぐに修正いたします。 (2017年3月15日 17時) (レス) id: 87abf74f68 (このIDを非表示/違反報告)
蒼生(プロフ) - あと、マネージャーを紹介する場面でも、夢主の苗字が変換されません (2017年3月15日 17時) (レス) id: b4dfbbc7a2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼生(プロフ) - 三年生雑談会2が、友達役のこの名前が変換されなくなってますよ (2017年3月15日 17時) (レス) id: b4dfbbc7a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫癸 | 作成日時：2016年12月19日 21時
