【推し】1 ★ ページ12
★羽生サイド
『でも、推しに理解のある男性っているんでしょうか。羽生さんはどうですか？』
「えっ、俺？」
『もしも恋人に推しがいて、自分を二の次にされたら怒りますか？』
突然意見を求められ、もやもやが頭の隅に追いやられる。
えーっと今、自分の彼女が推しを優先するのを許せるかってことを聞かれてるんだよな。
「あー…そうだなぁ…。」
これ、意外と難しい質問だ。
自分が有名人の部類になるとするならば、俺のことを好きな人は、必然的に推しとして見ている部分もあるだろう。
問題は順番だな。
俺以外の新たな推しがいた場合、羽生結弦は必然的に二番目になるのか…。
微妙だな…。嬉しくない。つーかムカつく。
でも、自分だけを見てろってうのは時代錯誤な気もするし…。
何度も頭を左右に振り、必死に答えを絞り出す。
よし、ちょっと自分に置き換えてみよう。
もし自分に恋人がいたとして、その子をプルさんより好きかと言われても、そもそも比べる次元が違う。
プルさんは絶対だ。憧れだし誰にも汚されたくない。
そんな人をもし引き合いに出されたりしたら…。
“私よりプルさんが大事なの？！”
“はぁ？お前ごときがプルさんに並べるとでも？冗談も休み休み言え”
“ひどい！あなたっていつもそう！スケートしか見てない！”
“(面倒くさそうにため息をつきながら)プルさんを認められないヤツとは付き合えんわ、さよなら”
「終わる…。」
『え、何ですか？』
つか、自分の黒い部分が全面に出過ぎてしまう。
いかん。これじゃあ益々結婚なんて考えられない。
「いや、推しって生きる糧じゃん。それを否定するとか…あり得ない。」
やっぱり、相手にも推しがいてくれないと、この気持ちは一生理解してもらえないだろうな…。
もちろん盲目ではなく、妄想と現実を区別してこその良い関係が築かれなきゃいけない。
『そうですよね！推しは家電みたいなもので、生活する上で無いと困りますよね！』
「そうだな。やっぱさ、相手の推しを認めてこそ対等に付き合えるってものじゃない？」
『わかり味ー！』
これに関してはAさんも同じ考えのようだ。
俺は推しが男だから恋に発展するとかの発想はないけど、異性なら突っ走る可能性はあるよな。
俺という推しが目の前にいて、恋愛対象外だと言い切るAさん。これはある意味すごいのかもしれない。
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鹿(プロフ) - 王様じゃんぷさん» このまま帰ってしまったらお話が続かないので、どうすれば帰らずにすむのか？！そこの流れが次回のお話です＾＾しかし雨長いですね。お気を付けください！ (2021年8月16日 8時) (
レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 焼き肉のあとアスカだから帰らないと〜でも帰りたくないな〜(はあと)天気も悪くウィルスも蔓延してますがお体に気を付けて下さい！ (2021年8月13日 21時) (レス) id: 8d4c9c3192 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 璃子さん» 本当に好きな推しは、そっと見守るしかできませんよね＾＾存在自体が尊いので、生きててくれるだけでいいんです。あと、たまに露出してくれると生きてゆけますね！！手紙好評で嬉しい〜〜＾＾ (2021年8月5日 20時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 美緒さん» 恋する羽生さんはこれからどうなってしまうのか。書いてて楽しいです。現実では絶対にあり得なさそうで(^-^)一応これからターニングポイントでしょうか。色々妄想も膨らみます！ (2021年8月5日 20時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 王様じゃんぷさん» 星100億個ありがとうございます！私の見解では、オリジナルフラグをはずし忘れた時点で低評価つけるのは、中２病だと思うんですよね。ある程度の年齢の方は評価をしない傾向にあるような…負けないぞ！(笑) (2021年8月5日 20時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2021年7月7日 17時
