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【幸せな時間】7 ☆ ページ17

☆主人公サイド

「行っちゃった…。」

バスルームへと消えた羽生くんを見つめながら、その場に立ち尽くす。

今、手伝って言ったよね…。てことは、このままここにいていいんだよね。

「鞄からドライヤーだ。」

半信半疑になりながらも、引き止められたことに嬉しさを感じつつ、とりあえず言われたことをしようと、私はスーツケースを開けてそれっぽいポーチを手に取る。

「これかな…。」

そーっと中を確認すると…。

「あ、これゲームだった。」

間違えた。そのまま閉めて元に戻す。
そして違うポーチを開けたら、ドライヤーと一緒に髪をセットするアイテムが一式出てきたので、それだけ取り出してスーツケースを元通りにしておく。

「ふぅ…。」

たったこれだけのことなのに、なんだか無駄に緊張する…。
今まで羽生くんのテリトリーに立ち入ったことがないから、些細なことでさえ大発見したような気持ちになるのだ。

そんな中、バスルームから聞こえてくるシャワーの音に、耳が過敏に反応する。

羽生くん本当にシャワーしてる…。
変なシチュエーションで彼の存在感をまのあたりにして、なぜか赤面までする私。

彼氏→シャワー→待機。この流れにどうしても戸惑いが隠せない。

「いやいや、無いから。」

誰も見ていないのに、手を振るジェスチャーで大げさに否定する。
これからお食事会なのだ。間違っても未知の世界への扉が開くことはない。

ひとまずポーチをテーブルに置き、さて次はどうしようかなとソファーに座る。

「……。」

そうだ、あまりに静かすぎるからテレビでも見よう。
私はリモコンのスイッチを入れた。





「おー、いたいた。」

15分後、髪をタオルで拭きながら羽生くんが私を見て安堵の表情を見せる。
帰ったと思われてたのかな。
さすがにそれは私の本意ではないので、適当な話題を返しておく。

「ごめん、勝手にテレビつけたの。」

「いいよ。えーとドライヤーは?」

「あ、こっちにあるよ。」

さっき言われた通り、ヘアワックスと一緒に出しておいたのだ。

「ん、さんきゅー。」

探すのをやめた羽生くんがくるっと進行方向を変えて、壁にかけている衣類のカバーを外す。
すると、中からダーク系のスーツとえんじっぽい色のネクタイが出てきた。

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鹿(プロフ) - 心菜さん» きっといつか喜びの涙になりますって^^羽生さんも人間なんですよ。神や聖人君子でもないから。きっとまた笑顔で試合に出てくれますって^^ (2019年12月26日 16時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 残念だったけど、それで何かが変わることなんてない。ましてや応援する気持ちは増すばかりです!たくさんツイートが流れる中、どれが本当なのか分からないのに、よく想像でそんなことが言えるなと思うことばかり。つくづくツイッターは発言する場所ではないと思います^^ (2019年12月26日 16時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - 男子SP ,MOI 参戦の為、今ごろでごめんなさい。主人公ちゃん幸せそうで良かった(///∇///)まだ感情が元通りではないので、つい涙が( ;∀;) (2019年12月26日 13時) (レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 全日本、女子も男子も後半は応援に熱が入って疲れました。SPの駿くんもよかったけど、FSの鍵山くんに大興奮してしまいました!素人目にも上手い!と思いました。そしてゆづのあまりのボロボロな様子・・・。EXで笑顔が見られてホッとしました。お疲れ様でした。 (2019年12月25日 0時) (レス) id: e2f297e7a8 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 羽生さんのスケートは見てて本当に緊張する^^;やっぱりしょーまさんがいなきゃつまんないですね!ほかのみんなはミスが多かった。駿くん、羽ばたいてほしい!後輩もっと育ってほしいな〜^^ (2019年12月21日 7時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鹿 | 作成日時:2019年12月3日 16時

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