【幸せな時間】5 ★ ページ15
「知らない…。」
「知らないって…。向こうから連絡とかさ。」
「叔母さんもお母さんも。誰からの電話も出てないの。」
首を静かに横に振って。
それでよく俺からのメッセージを見たなと、ある意味感心する。
「まじで？それ心配してんじゃね？」
「また帰ってから話すよ。今は冷静に話なんてできないし…。」
「……。」
確かにAの言うことも一理ある。
今までの経験から、思ったことをすぐ口にするとケンカになるのは学習済みだから。
でもなんだろ。この状況がちょっと嬉しい。
「この日のためにこのお洋服だって買ったんだけどなぁ。」
「この、かわいいの？」
「そう。ちゃんとしたブランドのやつで、ウエストのリボンがかわいいから選んだの。」
「ふーん。」
少し気が晴れたのか、Aの声のトーンが少し上がり、座ったまま少しスカートを広げて見せてくれる。
こういうとこはやっぱ女の子だな。
気の進まないお見合い相手のために、精一杯のおしゃれをしたのはむかつくけど。
「この服二度と着たくない。」
「うん、着んでよろしい。」
「え？」
不意にAがタイムリーな発言をしたので乗っかる。
着たくないとかは冗談だろうけど、一瞬、自分の方が本当に着て欲しくないなと思ってしまったのだ。
「俺が新しいの買ってやるから。もう今回のことは服もろとも記憶の彼方へ消し去れ。」
「…ほんとに？」
本気で疑っているようだけど、俺だって世間一般の男並みに、彼女に何か買ってあげたいと思うタイプなのだ。
「たまにはプレゼントくらいさせて。どんなんがいいの？ワンピース？」
流れのままに携帯を取り出して、いつも利用している通販サイトを起ち上げる。
そしてAにも見えるように、少し肩を寄せあって、一緒に画面を覗き込んだ。
「えっと…いいの？」
「いい。優勝したし、記念に買う。」
こんな機会なかなかないから。
「それ逆じゃない？」
「別にいいじゃん。…あっ。」
ここでふと、以前Aが優勝のお祝いにと言っていた、頬っぺにちゅーを思い出す。
「？」
今ならできる距離だけど？という意味を込めて横目でAを見るのだけど、こういうのって自分から催促してもいいのかなと迷いつつ、何て切りだそうか迷う。
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鹿(プロフ) - 心菜さん» きっといつか喜びの涙になりますって＾＾羽生さんも人間なんですよ。神や聖人君子でもないから。きっとまた笑顔で試合に出てくれますって＾＾ (2019年12月26日 16時) (
レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 残念だったけど、それで何かが変わることなんてない。ましてや応援する気持ちは増すばかりです！たくさんツイートが流れる中、どれが本当なのか分からないのに、よく想像でそんなことが言えるなと思うことばかり。つくづくツイッターは発言する場所ではないと思います^^ (2019年12月26日 16時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - 男子SP ,MOI 参戦の為、今ごろでごめんなさい。主人公ちゃん幸せそうで良かった(///∇///)まだ感情が元通りではないので、つい涙が( ；∀；) (2019年12月26日 13時) (レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 全日本、女子も男子も後半は応援に熱が入って疲れました。ＳＰの駿くんもよかったけど、ＦＳの鍵山くんに大興奮してしまいました！素人目にも上手い！と思いました。そしてゆづのあまりのボロボロな様子・・・。ＥＸで笑顔が見られてホッとしました。お疲れ様でした。 (2019年12月25日 0時) (レス) id: e2f297e7a8 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 羽生さんのスケートは見てて本当に緊張する＾＾；やっぱりしょーまさんがいなきゃつまんないですね！ほかのみんなはミスが多かった。駿くん、羽ばたいてほしい！後輩もっと育ってほしいな〜＾＾ (2019年12月21日 7時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2019年12月3日 16時
