【ラーメン】6 ☆ ページ6
「ねぇ、元気だった？」
「昨日会ったでしょ。」
「ふふふ。」
とてもご機嫌な羽生くん。
今日はうちの神社をじっくり見たいというので、境内をぐるっと一周するルートを案内することにした。
あれこれ説明しながら、まずは神社の守護神を紹介する。
「これがうちの狛犬で〜…。」
「それくらいは見たらわかるわ。」
「そうだけど、一応教えてあげたの。」
いちいちうるさいなと思いつつ、参道の両脇にいつもいる狛犬の前まで行く。
子供の頃、犬が飼えなかったから、この子たちに名前をつけて遊んでたなぁ〜と懐かしく思っていると…。
「どうせ名前とかつけてただろ。」
「何でわかったの？！」
「Aさんの思考はだいたいわかる。」
…図星だ。
たまに、羽生くんって人の心がよめるのかなと思うことがある。
ちなみに狛犬の名前は、ポチとコロだった。
「そうだ。もらったラーメン昨日食べたよ。」
再び参道を歩きつつ、羽生くんにお土産を食べたことを告げる。
両親も見た目とは裏腹に、味は絶賛していたのだ。
「もう？…あれ、でも昨日はお寿司って言ってなかったっけ。」
さすが羽生くん、記憶力がいい。
どうせお寿司といっても回ってるやつだけど。
「うん。まどかのリクエストで、私が家に帰ったら出来上がってたの。」
「あ、まどかちゃんね。で、美味しかった？」
「美味しかった。羽生くんの黒い部分とラーメンの黒が混ざり合って、何とも言えないハーモニーが…。」
「ちょっと。まだ俺の事黒いって思ってんの？」
説明の途中で、羽生くんが立ち止まって不機嫌そうに食いつく。
「いやそう意味じゃなくて、黒いって思ってたけど、黒も色んな黒があっていいなーって。」
「なんだそれ。ま、一部のファンからもそんなこと言われるけど。良く見てるよな。」
「……。」
気分を害したのか、私より先を行く羽生くん。
気付いてないみたいだけど、これ褒めてるんだけどなぁ。
通じてないみたいだけどまぁいいかと、再び追い付くように早歩きで歩いたら、本殿の横にある小さな池までたどり着いた。
「あ、紫陽花。」
花に興味を示した羽生くんが、小走りに池へ近づく。ちょうど今は紫陽花が見頃で、綺麗な水色が池のほとりにたくさん咲いているのだ。
「メダカもいるよ。」
「ほんとだ〜。」
珍しいのか、羽生くんがポケットから携帯を出して写真を撮り始めた。
ちなみにこのメダカはお父さんが育てているちょっと珍しいメダカだ。
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鹿(プロフ) - みなみさん» そうなんですよ！はや九月。もうオータムもそこまでなので、そろそろお話を進められそう！＾＾ゆずの曲はまだ聞いたことがないのです。あまりCM見ないので… (2019年9月2日 17時) (
レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - あっという間に9月になってしまいましたね。A.C.が近づいてきていますね。どんなプログラムなんだろ。今更ですが、ゆずの「SEIMEI」って、平昌のゆづの「SEIMEI」からとっていたりするのかしら？CMで耳に目にする度に考えてしまいます。 (2019年9月1日 23時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» しっぽも役に立つ日が来ます絶対(笑)トロントへは行かないですが、遠距離って書いてて楽しいかも＾＾思いやりが生まれます。羽生さんの中身をもっとしりたいなあ〜…。もちろんオフレコで(笑) (2019年9月1日 9時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 更新ありがとうございます。深刻なのになんか面白い展開になってますね。ヒロインちゃん、トロントに行っちゃう？お母さんのOKというか、そういう人でないとゆづ本人が納得しないんじゃないかな。逆に、ゆづが選ぶ人はかなりの才色兼備な人ということ。ハードル高い！ (2019年8月31日 18時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» そろそろみなみさんからコメントきそうだなーって思ってました！(^_^)私は密かに、結婚しないんじゃないかなーって思ってます。そもそも人を本気で好きになったことなさそう(笑)それにお母さんのオッケーが出なきゃだめっぽくないですか？ (2019年8月31日 6時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2019年8月7日 17時
