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【カウントダウン】3 ☆ ページ8

「Aならどう?俺間違ってる?」

「えと…。」

どうしよう。
要約するに、コーチである司祭さまと意見が分かれたということかな…。

以前ゆづ王子が、自分は時々わがままに突っ走ることがあると言っていたから、ここはどちらかの味方をするより、まず冷静になっていただいた方がいいかもしれない。

「俺はどっちもフリーで跳びたいの。」

……。
そして最後に何度も頷きながら、力強く断言する。

「ゆづさん、お茶を飲んで少し落ち着きましょう。リラックス作用のあるハーブティーを淹れますから、お話はその後でもいいですよね。」

よいしょ。と立ち上がり、お腹が邪魔にならないようキッチンに入ると、ゆづ王子も黙って付いてきてこちらの椅子に腰かけてくれた。

テーブルに頬杖をついて、試合で負けたときのような残念な表情をしているけど、それも子供みたいでかわいいなと思ってしまうのは内緒だ。

そしてお茶を用意しながら、少しずつ気持ちを整理しつつお話をしていく。
すると、司祭さまからフリーに跳ぶのはどちらかのジャンプで、と言われたみたいだった。

「“跳ばなくても勝てる”と“勝つために跳ぶ”は、自分にとっては全く反対の言葉で、攻めるためには、この二つのジャンプは絶対に譲れない。」

そう熱く語る側で、私はお茶をテーブルに置き、一先ず自分の意見を言うのは控えて、素朴な疑問をぶつけてみる。

「ゆづさん。アクセルとルッツってどう違うんですか?」

「え?そりゃ…前向いて跳ぶのと…。」

「そうではなくて、ゆづさんの中で、どういう存在なんですか?」

それは私が技術について尋ねたところで、焼け石に水だという思いがあるからだ。
わからない人間が意見するなど、それこそ失礼極まりない行為でしなかい。

すると、存在か…。とゆづ王子がテーブルの一点を見つめてまた頬杖をついた。

「…アクセルは王さまのジャンプでしょ。ルッツは気まぐれで、まだちょっとぎくしゃくしてるかな〜。」

するとさっきまでの雰囲気はどこへやら。
とたんに照れながら、まるで初恋の女の子について話しているようなデレ方に、聞いたこっちが笑いをこらえるのに必死になる。

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鹿(プロフ) - みなみさん» みなさんの、早く次をっていうオーラがすごくて、恐縮です^^;こうやって一生書いてそうですが、本人の結婚までかなあ〜。一気にモチベーション下がりそうですし、妄想できないような気もしますね。いよいよ明日から幕張!ニュース楽しみ!! (2019年5月23日 16時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 追伸。クワドアクセル、GOE+5、見たいなあ。 (2019年5月22日 23時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - いよいよ皇子が生まれるんですね。現実から離れた設定のお話し、とても楽しかったです。なんて、終わりが見えてきたって、寂しいですが、早くも次の作品を楽しみに待ってますね。 (2019年5月22日 23時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 雪菜さん» どうやらお帰りになった模様^^幕張楽しんでくださいね!お話も頑張ります〜。感想うれしいです^^ (2019年5月22日 17時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - ありがとうございます!参考させていただきます。あとちょっとで始まります。楽しみです。小説の方も主人公ちゃんの陣痛が始まり産まれますね早く続きが読みたくなります!(^o^) (2019年5月22日 0時) (レス) id: 67e9c24f43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鹿 | 作成日時:2019年4月26日 20時

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