【会いたくて】6 ☆ ページ30
☆主人公サイド
食事を終えた後、なんとなくフリーの衣装が気になってジョニーさんのいる衣装部屋へ行くと、ゆづ王子がもう立ち去った後だと知る。
「え、もうゆづ王子が持ってっちゃったんですか？」
「ついさっき来て手渡したよ。」
しかもついさっきだなんて。
じゃあもう少し早く来てたら会えてたんだ。
「……。」
「なぁに？会いたかったの？」
「…会いたかったです。」
今日は朝から一度もお顔を見ていない。
一日一ゆづは、私の元気の源なのに。
「それより安静にしてなくていいの？」
もうすぐなんでしょ。とジョニーさんが側にある椅子を引いて座るように促してくれる。
「ありがとうございます。」
言われるがままに座るのだけど、正直言うとさっきから腰の辺りが微妙に痛くてつらかった。
狭いリンクの客席や寒さがこたえたかなと、少し身体をさする。
「これでやっと僕の仕事も一段落したのに、生まれたらまたここにとどまりたくなっちゃう。」
「いつまでもいて欲しいです。あ、せめて城下で暮らすとかどうですか？その方がきっとジョニーさんに合ってますよ。」
「ふふ、ありがとう。でも北の生活も悪くないの。城下はちょっと息苦しい時もあるしね。」
お話しながら、お茶を用意してくれるジョニーさん。
そうなんだ…。私は謹慎した北の大地にはあまり行きたくないけど、元々暮らしていたのなら、住み慣れた土地の方がいいのだろう。
「いつでも遊びに来て欲しいです。」
「また衣装のことで来るからね。」
ここは無理強いしないでおこうと思いつつ、差し出されたお茶を受け取る。
「ありがとうございます。良い香り…。」
「今日は満月だからムーンティーにしてみたんだよ。」
ムーンティー…。
「素敵な名前ですね。そんなお茶があるなんて知らなかったです。」
「特別にブレンドされたものなんだって。城下で見つけたの。」
一口飲んでみると、とても優しい味にほっとする。
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鹿(プロフ) - みなみさん» みなさんの、早く次をっていうオーラがすごくて、恐縮です＾＾；こうやって一生書いてそうですが、本人の結婚までかなあ〜。一気にモチベーション下がりそうですし、妄想できないような気もしますね。いよいよ明日から幕張！ニュース楽しみ！！ (2019年5月23日 16時) (
レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 追伸。クワドアクセル、GOE+5、見たいなあ。 (2019年5月22日 23時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - いよいよ皇子が生まれるんですね。現実から離れた設定のお話し、とても楽しかったです。なんて、終わりが見えてきたって、寂しいですが、早くも次の作品を楽しみに待ってますね。 (2019年5月22日 23時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 雪菜さん» どうやらお帰りになった模様＾＾幕張楽しんでくださいね！お話も頑張ります〜。感想うれしいです＾＾ (2019年5月22日 17時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - ありがとうございます！参考させていただきます。あとちょっとで始まります。楽しみです。小説の方も主人公ちゃんの陣痛が始まり産まれますね早く続きが読みたくなります！(^o^) (2019年5月22日 0時) (レス) id: 67e9c24f43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2019年4月26日 20時
