【カウントダウン】7 ☆ ページ12
☆主人公サイド
今日から始まる、私にとって人生二度目のスケート大会。
もちろんゆづ王子の優勝を信じているけど、緊張もピークに達し、胸がいっぱいで食事も喉を通らない私は、さっきから正室さまの部屋の中をウロウロ。
「A、落ち着きなよ。今からそんなだと夜までもたないよ？」
「そうなのですけど、いてもたってもいられなくて…。」
そんな私を見かねた佳菜子さまが、優しく声をかけてくれるのだけど、今の自分は肉体的にも精神的にもそわそわして、とても落ち着いてなどいられない。
それに試合のことを考えるだけで、時折お腹が張るから身体は正直だ。
「とりあえずかき氷でも食べる？」
「すみません。冷たい物は静香さんから禁止されてるんです。」
「じゃあホットミルクだね。」
佳菜が作ってあげる。と私の返事も聞かずにキッチンへ向かって歩いて行ってしまう。
「あ、ありがとうございます。」
その後ろを追って、私もまたキッチンへ。
でも佳菜子さまに座っててと言われたので、大人しく従うことにする。
「でもそろそろ生まれるんだよね〜。」
男と女どっちかな。と呟きながら、マグカップを二つ並べる佳菜子さま。
「真凜は男の子だと信じて疑いません。」
「あはは！第一子は世継ぎで安泰ってやつ？」
「私にとっても重要なことですよ？」
皇子に関しては、いくらゆづ王子にどちらでもいいと言われていても、やはり皆の期待に応えたい気持ちはある。
氷の国がこれから益々繁栄するように、ここは男の子で勢いをつけたいところだ。
「でも楽しみだなぁ〜。Aには申し訳ないけど、私も自分がお母さんになる気持ちに近いものがあるよ。」
小さなお鍋で温めたミルクをマグカップに丁寧に注いで、佳菜子さまお手製のホットミルクが完成した。
この赤ちゃんを連想させる飲み物に、とても心が落ち着く。
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鹿(プロフ) - みなみさん» みなさんの、早く次をっていうオーラがすごくて、恐縮です＾＾；こうやって一生書いてそうですが、本人の結婚までかなあ〜。一気にモチベーション下がりそうですし、妄想できないような気もしますね。いよいよ明日から幕張！ニュース楽しみ！！ (2019年5月23日 16時) (
レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 追伸。クワドアクセル、GOE+5、見たいなあ。 (2019年5月22日 23時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - いよいよ皇子が生まれるんですね。現実から離れた設定のお話し、とても楽しかったです。なんて、終わりが見えてきたって、寂しいですが、早くも次の作品を楽しみに待ってますね。 (2019年5月22日 23時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 雪菜さん» どうやらお帰りになった模様＾＾幕張楽しんでくださいね！お話も頑張ります〜。感想うれしいです＾＾ (2019年5月22日 17時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - ありがとうございます！参考させていただきます。あとちょっとで始まります。楽しみです。小説の方も主人公ちゃんの陣痛が始まり産まれますね早く続きが読みたくなります！(^o^) (2019年5月22日 0時) (レス) id: 67e9c24f43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2019年4月26日 20時
