【贈り物】1 ☆ ページ7
☆主人公サイド
少しずつ私のお腹も目立ち始めた頃。
昼の間だけ外の風を入れるために開け放していた窓を閉めながら、コウノトリを眺める。
「そろそろ巣も狭くなってきたみたい。」
生まれた雛は全部で二匹。今ではもうもうすっかり大きくなり、四羽で生活している。
コウノトリの子育ては、親鳥が交代でお世話をしていて、まだ少し小さな雛の頃は時々羽を広げて日陰を作ったり、それはもう愛情たっぷりに育てていた。
でもそんなコウノトリたちの様子が最近変だ。
毎日あんなにせっせとエサを与えていたにも関わらず、もう夕方だというのに、親鳥がぱたりと巣に帰ってこなくなったのだ。
「何かあったのかな。」
まさかどこかで怪我でもしてるんじゃないだろうか。
漠然とした不安を抱いていると、不意に部屋の扉がノックされた。
「あ、はい。」
誰だろう。
ゆづ王子はお仕事だし、真凜は今スケートの練習中でリンクへ行ったきりだ。
「佳菜子さまかな。」
だとすれば、ノックより先に元気な声が聞こえてくるはすなのだが…。
とりあえず出ようと扉まで近づいたら、不意に外から声がかかった。
「Aさま、贈り物が届いております。」
若い女性の声だ。
…私の事を敬称で呼ぶということは使用人かな。
それに贈り物と言ったようだけど、珍しいこともあるものだなと思いつつ扉を開けると、子女が二人、一人は両手で持てるほどの大きさの荷物を持って、もう一人は丁寧にお辞儀をしつつ、中へ入ってきた。
「太陽の国からAさまへ、贈り物です。」
「まぁ、太陽の国から?」
どちらに置きますか。と尋ねられたので、慌ててソファーのとなりに置いてもらう。
「では失礼いたします。」
「ありがとう。」
そして、用事が済んだらすぐに出ていってしまい、再び部屋には自分一人になった。
さっぱりしてるなと思いながらも、荷物の中身が気になるので、さっそく開けてみようと外側の包みをはがすと…。
「ただいまー。」
「わっ。」
今度はゆづ王子が戻られた。
「あ、驚かせちゃった?」
「お帰りなさいませ…。今日はいつもより早いんですね。」
「うん、ちょっとね。それよりさっき子女が出てきたみたいだけど…。」
用事?と聞かれたので、早速荷物のことをお伝えする。
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鹿(プロフ) - 心菜さん» お話しに触れていただいていありがとうございます!ちょこちょこ休憩的な話を挟んでしまうがゆえに、とても長くなってしまうという…。次移行なので、またよろしくお願いします!!私は神戸インだよ!! (2019年4月23日 18時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» もうトロントへ帰ってそうですね^^でも乙女だったなあ〜。いろいろ乙女だった。今度はいつ会えるのでしょうか。ショーには出てくれるのでしょうか!あ〜仙台行きたい! (2019年4月23日 18時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - 王女ちゃん1人でのお参りでも、国民の皆さんに喜んで貰えて良かった(^-^)色々応募しても何にも当たらない私ですが、1日乗車券は御用意頂けました。そしてFaoi幕張土日参加です (2019年4月22日 20時) (レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - ニュースで笑顔が見られましたね。束の間の実家滞在になるのかな。帰国している間にいろんなお仕事が詰まってそうですもんね。とりあえず、いい表情だったなと思いました。ここのところ情報チェックする余裕があまりなく、乗り遅れています。ゆづが元気ならそれでよし。 (2019年4月20日 23時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» そんなに壮大な話にはならないんですけどね。ちょっと昌磨さんの話を書きたかっただけなのに、変な方向にいってしまって^^;これが終わったら試合です!ご本人はもう仙台についたかなー?! (2019年4月18日 17時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鹿 | 作成日時:2019年3月18日 19時