【昌磨の決断】2 ★ ページ14
「伏し目…。まるで結弦王子の演技中の表情を切り取ったような絵ですね。」
朝から心臓に悪いです。と、からかいながらも、まっちーは他の書類の確認を始めたようだ。
うーん、恥ずかしい…。恥ずかしいけど結構上手く描けてるから、満足はしている。
「俺のイメージって伏し目なのかな…。」
とりあえずお城だよりは後でゆっくり読むとして、また目の前の仕事を再開しようとしたら、なぜかまっちーが、おや？と怪訝な声を上げた。
そして再び書類の中から、今度は書簡のようなものを取り出した。
「王子、眠りの国から書簡です。」
「え。眠りの国？」
そしてすぐに手渡してくれた一通の手紙。
眠りの国っつったら昌磨のとこじゃん。
本人からなのかと尋ねようとしたら…。
「これは…差出人からして、弟君からでは？」
弟…。
そう言えば昌磨には出来の良い弟がいたっけ。
直接話ややり取りをしたことはないけど、彼が一体何の用件で俺に書簡なんて寄越したんだろう。
「……。」
読まれますか？と、これも机に置いてくれたので、仕事を隅によけてそれを手に取る。
たしか昌磨より四つ年下だったよな…と思いつつ、丁寧に書かれた表書きの封を開けると、中から当然のごとく折り畳まれた手紙が出てくる。
それを開いて、まだ幼さの残る文字を目で追った。
拝啓
暑さが日ごとに加わってまいりますが
氷の国の王子さまはいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は少し忠告をさせていただきたく
筆をとった次第です。
単刀直入に申しますが、時期国王である昌磨を
いつまでも氷の国に留まらせるのは
おやめください。
もしくは、幾度となくお呼び立てされるのも
ほどほどになさってください。
昌磨には国政を担うべく
たくさんの職務があります。
そろそろ腰を据えてもらわねば
眠りの国の将来とて安泰とはいえません。
どうかお聞き届けられますよう
お願い申し上げます。
では、暑さ耐えがたきこの頃
くれぐれもご自愛のほどを。
眠りの国 事務次官
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鹿(プロフ) - 心菜さん» お話しに触れていただいていありがとうございます！ちょこちょこ休憩的な話を挟んでしまうがゆえに、とても長くなってしまうという…。次移行なので、またよろしくお願いします！！私は神戸インだよ！！ (2019年4月23日 18時) (
レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» もうトロントへ帰ってそうですね＾＾でも乙女だったなあ〜。いろいろ乙女だった。今度はいつ会えるのでしょうか。ショーには出てくれるのでしょうか！あ〜仙台行きたい！ (2019年4月23日 18時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - 王女ちゃん1人でのお参りでも、国民の皆さんに喜んで貰えて良かった(^-^)色々応募しても何にも当たらない私ですが、1日乗車券は御用意頂けました。そしてFaoi幕張土日参加です (2019年4月22日 20時) (レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - ニュースで笑顔が見られましたね。束の間の実家滞在になるのかな。帰国している間にいろんなお仕事が詰まってそうですもんね。とりあえず、いい表情だったなと思いました。ここのところ情報チェックする余裕があまりなく、乗り遅れています。ゆづが元気ならそれでよし。 (2019年4月20日 23時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» そんなに壮大な話にはならないんですけどね。ちょっと昌磨さんの話を書きたかっただけなのに、変な方向にいってしまって＾＾；これが終わったら試合です！ご本人はもう仙台についたかなー？！ (2019年4月18日 17時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2019年3月18日 19時
