【再び村へ】3 ★ ページ41
A自身も二度と訪れることはないと思っていただろうし、出来れば行かせたくなかった。
「いいえ。私も村の事が少し気になってました。今日は堂々と、この国の王女として振る舞うつもりです。」
でもそんな俺の心配をよそに、Aがとても晴れやかに言う。
思えば、Aはこの国へ来た当初より、とても成長したように思う。
前みたいにおどおどしたり人前で泣いたりしなくなった。
「弱い姿は俺の前でだけだもんね。」
感心しながらも、ちょっと冗談ぽく言ったら、頬をぷくっとふくらませて拗ねる素振りを見せる。
「もう、ゆづさんたら…。」
「あはっ、かわい。」
「王子、そろそろ時間ですので、ご乗車をお願いします。」
そんなじゃれあいを楽しんでいると、まっちーから絶妙なタイミングで出発を促される。
「はいはーい、分かったよ。…じゃA、乗ろっか。」
先に馬車の扉を開けてもらってAの手を引いたら、真凜に、もっとお優しくお願いします！とダメ出しをされてしまう。
「真凜、王子さまにそんなこと言わないで。」
「すみません、つい…。あ、ゆづ王子、降りるときも馬車の段差にはくれぐれもお気をつけください。」
「わかってるよ。大丈夫。」
まるでAの母親のような真凜に、これも彼女なりの心配の形だとわかっているので気にせずに流す。
「では参りましょう。今回は私も前の馬車にて付き添いますので。」
まっちーが使用人に指示を出す中で、俺とAが馬車に乗った瞬間、皆が一斉に持ち場についた。
この大がかりな感じが苦手だなと思いつつも、向かいに座るAと二人で、窓の外にいる真凜に手を振った。
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鹿(プロフ) - 智枝さん» ありがとうございます！！！！私はほぼ毎日よその小説を読み漁っているので、普通はたまに読むものなんですね〜。妄想は＾＾しかし全部のチケットを持っているとは…。おぬし何者！？私はFaoi参戦だから！ (2019年2月15日 19時) (
レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
智枝 - 超絶久しぶりに来たああああ！進みすぎて追い付くまで時間が必要だぜ。お話の感想は読んでからしやす(笑)とりま、明日のせせん公式練習のチケ取りがんばる！ちなみにせせんはオールイベントチケで全日観戦しやすv(＾ω＾)v (2019年2月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 8a519c5c92 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» けんかじゃないので、すぐに元通りになりそうですね＾＾はやく来季の試合を書かねばならないのですが、まだそこまでたどり着かないという…。四大陸の結果もちらほら入ってますね！みんながんばー！ (2019年2月8日 16時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 王子の感情は羽に現れるのですね。王女にはバレバレ。視察が終わったら、もう帰りの馬車で仲直りできそうな気がしますが、どうでしょうか？明日から四大陸選手権。女子たち頑張れ！あと、友野くんに期待です。刑事くんも自分に負けるな！昌磨は強気で優勝だ！ (2019年2月8日 1時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» そうですね！行ったり来たりしてもらいます！前回は羽生さんがペットを飼ったらこんな感じかなあ〜って書きました＾＾けっこうドSに攻めそうじゃないですか？着々と主従関係ができてます！ (2019年2月4日 16時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2019年1月5日 13時
