【魔女との再会】4 ★ ページ10
「あーこの子がゆづの側室ちゃんかぁ。」
その迫力に押されてか、緊張した様子で挨拶をする。
「は、はじめまして…Aです。」
「Aちゃんね。私は美姫でこの子はトーマストゲオアガマのクワドくん。」
とってもかしこいの〜。と、いきなり肩に乗せているトカゲの自慢をしている。
つか待て。
「ちょっと、俺抜きに話しないでよ。」
ここからは俺に仕切らせて！
「え〜、いいじゃん。誰もゆづの真面目な話なんて聞きたくないし？」
「……。」
…今何気に傷付いた。
「まぁまぁ美姫さん、Aのことは後でゆっくり紹介するとして、ひとまずゆづから一言もらいましょ。」
佳菜が美姫さんをやんわりとたしなめる。
そもそも何故ここに呼ばれたのかよく分からない手前、こっちも色々聞きたいことがあるのだ。
「もー、じゃあ手短にね。」
俺が目の前に並んだ四人を見つめて、やっと謁見ぽい形になった。
「おほん。本日はパーティーにお招きありがとう。」
本当はこれっぽっちも嬉しくないけど一応お礼を伝える。
「あぁ、そのことなんだけど、パーティー中止になっちゃったから。」
「へ？」
中止になった…？
一体どういうことかと尋ねる前に、美姫さんがけろっとした様子で話始める。
「他にも何人か声かけたんだけどさ。みんな断んのー。昌磨なんて今から長期的な睡眠に入るからって代理人から不参加の返事が来たんだよ？ひどくない？」
…まじか。ということはみんな逃げたってこと？
「……。」
ずるい、なんか俺だけ真面目に招待受けてバカみたいじゃねーか…。
「え、じゃあパーティーが中止なら佳菜たちどうすれば…。」
ふと佳菜が当然の質問をぶつける。
「…とりあえずさ、ガーデンでお茶しない？」
美姫さんも何も考えてなかったのか、若干の間の後、無難な提案をする。そもそも他国からの客が一人もいないのに俺たちがここにいる意味がない。
帰りたい…。でもそんなこと言った所で通るだろうか。
「あの〜美姫さん…。」
「ん？なに。」
トカゲにどうしても目が行くのを我慢しつつ、意を決して伝える。
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鹿(プロフ) - suzuranさん» 最近お話がぽんぽん進んでしまうので、ゆっくり更新したいのですが、ここで止めると怒られそうで、いつもついつい更新してしまいます＾＾；書きたいことがはっきりしている時はたくさん進むんですが、一区切りついてしまうと難しいですね。 (2019年1月2日 20時) (
レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - るりさん» 誰もが羽生さんの幸せを願ってる＾＾それはまだ結婚とかではないのかもしれないけど、いつかは結婚して欲しいなあ〜と思いながら日々書いています。主人公との再会はもう少しあと…かなあ？ (2019年1月2日 20時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
suzuran(プロフ) - あけましておめでとうございます！ たくさんの更新ありがとうございます(^^) ゆっくり気長に4A待ちましょう！ 予想の斜め上を行くお方ですから、今年もたくさん驚かされるんだろうなぁ。 (2019年1月2日 8時) (レス) id: 4f2407ab74 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - あけおめです！魔王に乗っ取られなく一安心。王子と主人公ちゃん再会できてないんですもんね。早く安心できるといいなぁ。更新早くて嬉しいです。寝る前に読むのが楽しみです(^^)/今年も羽生さんにとって幸せになる年になることを願います！ (2019年1月1日 22時) (レス) id: 9a360f115b (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 昨年はたくさんのコメントありがとうございました！とても励みになりました。最近オリジン脳になってて、もうアニメキャラのようになっています＾＾；このお話が終わったら…どうしようかな〜〜 (2019年1月1日 15時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2018年12月6日 17時
