【魔女との再会】1 ★ ページ7
★ゆづサイド
馬車で二時間ほど移動してたどり着いたのは、森を少し入った湖のほとりにある古いお屋敷。
魔女の住む家は、お城…とまではいかないにしろ、公爵家のような立派な佇まいなのだ。
結局、東の魔女のもとへやって来たのは俺たち三人とまっちー、それに使用人数名になった。
フェイと刑事は後から付いて来るように伝えてあったので、念のためさっきテレパシーで交信したら、二人共近くにいるようでひとまず安心する。
「久しぶりだなぁ〜！」
馬車から降りた佳菜が外の空気を吸いながら背伸びをした。
久しぶりの旅行気分に佳菜は終始浮かれまくっていて、休憩のたびに大量の食べ物を買い込み馬車の中でひたすら食べるという行動に、見ているこっちが引いたわ。
「よくもまぁ、あんなにむしゃむしゃと喰えるよな。」
自分も馬車の外で待機しつつ嫌味を言ってやる。
「せっかく堂々とお城から出れるんだもーん。楽しまなきゃ。ね、A。」
「えっ、そ、そうですね。」
マイペースな佳菜を目の当たりにして、さすがにAも苦笑いしてる。
つかほぼ毎日城下へ出掛けてるの知ってんだぞ。
ともあれ、無事に到着予定時間までに着いたから第一関門は突破だ。
「このまま何もないことを祈るわ…。」
誰にも聞かれないように、何気なく空を見上げて呟いたら、屋敷から蝶のようなひらひらとした物体が光を放ちつつこちらへ近づいて来るのが見えた。
「王子、魔女の使いが。」
まっちーが耳打ちする中で、いよいよ来たかと気合いを入れる。
「……。」
空中をじっと睨んで出方をうかがっていると、不意に人間ぽくない甲高い声が辺りに響いた。
「コオリノクニノオウジサマ、ドウゾオハイリクダサイ。」
「きゃっ！」
突然蝶がしゃべったからAが驚いているが、これはもちろん魔力の成せる技だ。
とりあえずここにいてもしょうがないので言われた通り屋敷の中へ入ることにする。
「魔女に挨拶をってか。じゃあまず俺ら三人とまっちーで乗り込むか。」
「その戦いに行くみたいな言い方やめてよ。」
屋敷へ向かって一歩踏み出した俺に佳菜が突っ込む。
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鹿(プロフ) - suzuranさん» 最近お話がぽんぽん進んでしまうので、ゆっくり更新したいのですが、ここで止めると怒られそうで、いつもついつい更新してしまいます＾＾；書きたいことがはっきりしている時はたくさん進むんですが、一区切りついてしまうと難しいですね。 (2019年1月2日 20時) (
レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - るりさん» 誰もが羽生さんの幸せを願ってる＾＾それはまだ結婚とかではないのかもしれないけど、いつかは結婚して欲しいなあ〜と思いながら日々書いています。主人公との再会はもう少しあと…かなあ？ (2019年1月2日 20時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
suzuran(プロフ) - あけましておめでとうございます！ たくさんの更新ありがとうございます(^^) ゆっくり気長に4A待ちましょう！ 予想の斜め上を行くお方ですから、今年もたくさん驚かされるんだろうなぁ。 (2019年1月2日 8時) (レス) id: 4f2407ab74 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - あけおめです！魔王に乗っ取られなく一安心。王子と主人公ちゃん再会できてないんですもんね。早く安心できるといいなぁ。更新早くて嬉しいです。寝る前に読むのが楽しみです(^^)/今年も羽生さんにとって幸せになる年になることを願います！ (2019年1月1日 22時) (レス) id: 9a360f115b (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 昨年はたくさんのコメントありがとうございました！とても励みになりました。最近オリジン脳になってて、もうアニメキャラのようになっています＾＾；このお話が終わったら…どうしようかな〜〜 (2019年1月1日 15時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2018年12月6日 17時
