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【小石一つ分の命】1 ★ ページ28

★ゆづサイド

なんつった…。
この赤い衣装を身にまとった魔物は今何て言ったんだ。

命を捧げる?これふざけてんのか。
勝手な言い分に、全身の血液が逆流しそうなくらい頭に血が上っているのがわかる。

「なんでよ!」

言葉もなく立ち尽くしていると、まず美姫さんがニジンスキーに向かって叫んだ。


“僕が最後の願いを叶える時こそが…天寿を全うする時…でもまだ生きたいから…この場にいる者の命で寿命を繋ぐんだ…単純明快じゃないか…”


「そんなの、誰も了承するわけないでしょ!」

再び噛みつくように叫ぶ美姫さんに激しく同意する。どこの世界に魔物に命をあげる人間がいるというんだ。


“そんなことは分かっている…だから…ルールに基づいて命を捧げる者を決める…”


「ルール…。」

つまりさっき言ってたように、ニジンスキー自身が魔界の法で命を奪う対象となる人物を決めるってことか…。
いや、そもそもそんなことは到底受け入れられるものではない。

「あの、他に方法はないのですか。命ではなくて何か他の…。」

Aが腫れ物にでも触るようにニジンスキーに問いかける。

「そうだ。いくら魔物でも、そんな後出しみたいなのずるいだろ。」

最初から分かっていたら誰が願い事なんてするものか。


“うるさいなぁ…喜んで命を差し出す人間がどこにいるのさ…”


やり方は重要だよ…。と水中でターンする魚のように身体をくねらせながら言う。

【小石一つ分の命】2 ★→←【捜索】10 ☆



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鹿(プロフ) - suzuranさん» 最近お話がぽんぽん進んでしまうので、ゆっくり更新したいのですが、ここで止めると怒られそうで、いつもついつい更新してしまいます^^;書きたいことがはっきりしている時はたくさん進むんですが、一区切りついてしまうと難しいですね。 (2019年1月2日 20時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - るりさん» 誰もが羽生さんの幸せを願ってる^^それはまだ結婚とかではないのかもしれないけど、いつかは結婚して欲しいなあ〜と思いながら日々書いています。主人公との再会はもう少しあと…かなあ? (2019年1月2日 20時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
suzuran(プロフ) - あけましておめでとうございます! たくさんの更新ありがとうございます(^^) ゆっくり気長に4A待ちましょう! 予想の斜め上を行くお方ですから、今年もたくさん驚かされるんだろうなぁ。 (2019年1月2日 8時) (レス) id: 4f2407ab74 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - あけおめです!魔王に乗っ取られなく一安心。王子と主人公ちゃん再会できてないんですもんね。早く安心できるといいなぁ。更新早くて嬉しいです。寝る前に読むのが楽しみです(^^)/今年も羽生さんにとって幸せになる年になることを願います! (2019年1月1日 22時) (レス) id: 9a360f115b (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 昨年はたくさんのコメントありがとうございました!とても励みになりました。最近オリジン脳になってて、もうアニメキャラのようになっています^^;このお話が終わったら…どうしようかな〜〜 (2019年1月1日 15時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鹿 | 作成日時:2018年12月6日 17時

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