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【コラボ】3 ★ ページ3

確かにかき氷のトッピングといい普段の振る舞いといい、国民のイメージは“佳菜=子供”かもしれない。

いつまでも俺が佳菜を子供扱いしてるから、国民にもそんなイメージが定着してしまったんだろうか。

頭の中で一つ一つを整理していると、Aがまた口を開く。

「それに…。私がゆづさんを独占してしまっているので…。佳菜子さまには夫の変わりでなくても、たくさんのお友達に囲まれていて欲しいです。」

とても穏やかに言われて、今まで触れないようにしてきたこの件に関して、いよいよ真面目に考えなきゃいけない時が来たのかという気がしてくる。

「お友達か…。」

そうなんだよな…。
俺にはAがいるけど、佳菜はこれからの人生ずっと一人みたいなものだ。
もしもこの先、好きな人が出来た所で、俺との夫婦関係の破綻は絶対に許されない。

いくら友達感覚でも、今俺がやってることって、佳菜を妻として扱ってないくせに、側にいることを強制してるだけなのか…。

「佳菜子さまには、自由な環境がお似合いなのではないですか。」

いつの間にか、Aも真面目な表情で語りかける中で、静かに自問自答する。

佳菜のことを幸せにできるのは俺だけだって分かってる。
そんな幸せの一つであるジプシーダンスを認めてやらないのは、俺が子供過ぎるのか…。

俺は目を閉じて、さっきのけんかを反芻する。

「佳菜がさ…俺のこと弟だって言うんだ…。」

かすれた声で、まるで独白するように言うと、Aが俺の顔をのぞき込んだ。

「弟?」

「1ヶ月早く生まれただけなんだよ?なのに…。」

自分がお姉さんだなんて…。

「……。」

「生まれた日はしょうがないよ。でも俺のが背も高いしスケートだって上手く滑れるのに。」

そういう問題かって思ったけど、この際理由なんてどうでもよかった。
するとAがうなだれた俺の肩に手を置いて…。

「少しは甘えてみたらどうですか?」

「え?」

「頼れるお姉さん…と考えたら、心配なことなど何もないです。」

頼れる…。その想像もしなかった発想の転換に戸惑いながらも、でも逆にかすかな道筋が出来たようでハッとする。

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鹿(プロフ) - あおさん» 表記の問題ですね。おそらく日本語にしたらどっちでもよさそうですが、そこはあまりこだわってませんでした笑 (2019年1月8日 17時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - あおさん» うちはだいたいアップライトだから1時間くらいで書いてしまいましたがグランドはその分時間がかかるんですかねー。^^きっとそうなんでしょうね〜。こだわりはあったほうがいいですね! (2019年1月8日 17時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
あお - て、33ページとかの、チゴイネルワイゼンじゃなくて、ツィゴイネルワイゼンでは?? (2019年1月8日 9時) (レス) id: 9b31bd131c (このIDを非表示/違反報告)
あお - 家にあるグランドピアノ四時間もかけて調律していただいているのですが(笑)こだわりが強すぎ?(笑)(5ページ目をみての感想(笑)) (2019年1月8日 8時) (レス) id: 9b31bd131c (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 心菜さん» ラブラブ期間中です^^なんかファンタジーっていくらでも話が続きます。ちょっとありえないこと書けるし。楽しいな〜って思います。明日はもうスケートが楽しみすぎて、音楽祭どころではない!! (2018年11月2日 13時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鹿 | 作成日時:2018年9月24日 10時

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