【祝勝会】5 ★ ページ5
「僕シニアデビューは来年にしようと思ってるんです。今季はまだちょっと…。」
何か思うところがあるのか、一希が言葉を濁す。
俺的には全然問題ないとは思うが、本人にその気がないなら仕方がない。
「でもいつか戦う日が必ずくる。その時はぜってー負けないから。」
「僕だって！…と言いたいですが、正直コーチに勝てる日がくるなんて想像も出来ません。」
「それが努力次第で、いけるんじゃないかなってちょっとずつ近付いてくるんだよ。それまで少し先の未来を見据えた無駄のない良い練習を重ねて…。」
「今練習の話はいいですよ〜…。」
アドバイスしたのに一希が耳を押さえてしまった。
「試合が終わったばかりですものね。ゆづ王子。反省会はこれくらいにしておきましょう。」
Aがにこやかに間に入ってくれる。
俺なら試合が終わってもすぐに練習したいって思ってたけどな…と思いつつ、とりあえずここはAに従うことにした。
「お待たせいたしました。」
他愛もない話で盛り上がっていると、店主であるハンヤンがラーメンを運んできてくれた。
まずは俺の頼んだ豚骨ラーメンが置かれ、次に一希のチャーシュー麺と餃子が出てくる。
「あれ、Aのは？」
普通俺の次に持ってくるだろうと思っていると…。
「スペシャルですので、こちらに…。」
どうやら蓋付きらしく、ハンヤンの後ろのワゴンにスタンバイされていた。
「へぇ〜…なんか豪華だな。」
そんな特別感満載の登場に、ちらっとAの反応をうかがって見ると…。
「……。」
なんだか目をキラキラさせて蓋付きのそれをじっと見ている。
「A、そんなガン見しなくてもラーメン逃げないよ？」
「はっ…！」
からかうように言うと、ぴっといつものように姿勢を正して座り直す。
「かわい。」
「す、すみませんっ！」
「いや、なんだかいつもと違ってむしろ面白い。」
くすくすと笑みがこぼれる。
常に冷静沈着…とは言わないけど、取り乱すAってなんかかわいいよなと思っていると、ハンヤンがついにAの目の前にスペシャルラーメンを置いた。
「ふおわぁ〜…。」
勿論ラーメンに釘付けのA。まるで待て状態のワンコのようだなと微笑ましく思っていると、いよいよハンヤンによってゆっくりと蓋が開けられる。
「え？！」
中を見て、思わず前のめりになる俺。スペシャルというくらいだから、何かすごいものが乗っているのかなと期待していたのだが…。
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鹿(プロフ) - 心菜さん» 羽生さん大変＾＾；でも、若いから大丈夫っぽい！金沢の楽はいろいろ変なことがあったけど、本人でもないのに、なんでそんなに想像するのかな〜という感じ。ま、こんなん書いてる時点で私が一番アウトですけども！ (2018年6月5日 17時) (
レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - 神戸、静岡はアーティストが代わるので別プロですね。7/1がFaOIオーラスで翌日授賞式。忙しい〜(><)クワド跳んでくれるのは嬉しいけど、ステイヘルシーで！ (2018年6月3日 15時) (レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» ショーに授賞式に忙しいですね。練習大乗かなー。リハビリになっていいかも？このお話も長く続きすぎて、飽きられてるかなーとおもう今日この頃。次のお話も決まってないし、もう少しお付き合いください〜＾＾； (2018年6月3日 7時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 碧海さん» 羽生さんの幸せだけをただ願っています＾＾お話に触れてくれてありがとうございます〜。次移行なので、もう少しお待ちください〜〜 (2018年6月3日 7時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 心菜さん» そんな近くで羽生さんを！すごい…。神戸公演では、また違うプログラムなのかなーと勝手に思っているのですが、昨日はついに4回転でましたね！＾＾ (2018年6月3日 7時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2018年4月5日 18時
