【sweet】1 ☆ ページ8
☆主人公サイド
北の塔へ行っている間、まさか自室がゆづ王子と同じお部屋に改装されているなんて、想像もしていなかった。
それに部屋を案内していただく中で、たくさんの幸せな言葉をくれたゆづ王子が愛しくてたまらない。
「あ、A。これから一緒に夕食を食べることになってるんだった。」
不意に思い出されたのか、ゆづ王子が私の肩に手をやる。
「そうなのですか。え、ここでですか？」
「ううん。婚儀の前に晩餐会したじゃん？あそこで。」
ということは王族専用の食堂だ。
まだまだこのお部屋にいたかったけど、帰ってきた安心感からかなんだかお腹もすいてきた。
「分かりました。…えと、この格好で良いでしょうか。」
今はお互い普段着のままだし、何か特別な晩餐会ならば着替えた方がいいのでは？と思ったので尋ねてみる。
「あ、せっかくだからドレスアップしてこ！」
手をぽんと合わせて、来て！とまた手を引かれて連れてこられたのは、私の衣装部屋。
しかもゆづ王子自らが私のドレスを選んでくれる。
「……。」
その素早い行動についていけなくて立ち尽くしてしまう。
「これがいっかな〜…それともこっち。ねぇ、Aはピンクとか好き？」
「ピンクですか？」
不意に振り返る王子さまの笑顔にどきっとしつつも、私も慌てて側まで行く。
「なんかピンクのイメージなんだよね、Aって。」
そういえは婚儀の記念に買ったお揃いのティーカップもピンク色だった。
「私そんなに可愛くないですよ？」
「可愛いって！」
終止テンションの高いゆづ王子を見ていると、なんだか楽しくなってくる。
ここはゆづ王子のおっしゃる通り、この衣装にしよう。
「では、このドレスに合うアクセサリーを…。」
側にある引き出しを開けると、いつも使っているイヤリングなどが綺麗に並べられていた。
私が一つ取って手のひらに乗せると、横からゆづ王子が顔を近づけて一緒にのぞき込む。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 150人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ファンタジー」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鹿(プロフ) - suzuranさん» 会見を見たのですが、動いてしゃべってるのがいいな、やっぱり！どんな作戦をたてているのか謎ですが、あと３日。わくわくさせてくれるかなー(*^_^*) (2018年2月13日 14時) (
レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 心菜さん» 手長いんですね。一度着替えて、また着替えて空港を出たのでしょうか(笑)サイズくらいジャージの図ったやつがあるだろうにと思いましたが。どうせ二度と着ないやつ(*・∀・*)ノ (2018年2月13日 14時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 初日、氷の上で滑っている姿が幸せそうでした(*^_^*)速報で中継とか扱いがすごい！これからニュースは羽生さん一色ですね。だってスターだもの。いつか国民栄誉賞を！ (2018年2月13日 14時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
suzuran(プロフ) - 更新嬉しいです！ プーがダメというのは知っていたけれど、ショートケーキには驚きです。予想の斜め上をいくゆづw。明日の会見で誰か記者の人が触れてくれたらと期待してますw (2018年2月12日 20時) (レス) id: 4f2407ab74 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - やんごとなき感満載のお姿でしたね(*´艸`) でも、あの袖丈とズボン丈はお直し必須でお願いしたい！せっかく肩幅はジャストなのに〜。今晩の公式練習出るんでしょうか？黒い子羽生さんを見ないとやはり落ち着きません。 (2018年2月12日 19時) (レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鹿
| 作成日時：2018年1月17日 14時
