【北の塔】4 ★ ページ8
「いいよ。昼間はだいたい寝てるから。」
「Aに変わったことがあったらいつでもフェイからテレパシーで話しかけて。そしてA、困ったことはフェイにすぐ言って？そこから俺に連絡入るから。」
無いことを願うけど、自然が相手では何が起こるか分からない。
それに無良くんの事も心配の一つだ。
俺が側にいないことにかこつけて、Aと…とか考えられでもしたら困る。
一度ちゃんと話しといた方がいいか…。
あれこれ考えていると、不意に階下から大ちゃんの声がした。
「おーい、ゆづ！そろそろ城へ戻るぞ！」
「え、もう…？」
まだ二時間も経ってないのに…。
「ゆづさん…。」
Aが俺をじっと見つめる。
目は口ほどに物を言うって言うけど、まさにそれがひしひしと伝わってくる眼差しを向けられて泣きそうだ。
俺はそれを隠すようにフェイを振り返って早口でまくしたてる。
「フェイ、Aのことくれぐれも頼む。どんな些細なことでもいいから変調を見逃さないで。」
「まかせてよ。」
大ちゃんがさらに俺の名を呼ぶので、もうこれ以上ここにいるのは無理だと判断した俺は、フェイをここに残して、二人で一階へと向かうことにする。
もちろんAの手をしっかり握って。
「……。」
螺旋階段を無言で降りて行く中で、Aになんて言ってあげればいいのかをずっとぐるぐる考えているのだけど、結局気の利いた言葉が思い付かないままみんながいる一階に到着してしまう。
「ゆづ、もう他の者は外で待ってるぞ。」
「うん…。」
そう言って俺を待ってくれている大ちゃん。
後はここに残る面々しかいないのだけど…。
ふと無良くんと目が合った俺は、言おうか迷った挙げ句、これが最後のチャンスだと思い声をかけようと彼に近付く。
「……。」
固い表情だったかもしれない俺に、無良くんが膝まずいた。
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鹿(プロフ) - yukiさん» 本当ですか？！うれしいです！！ひとつ、里帰りする話でも書きたいなーと思ったのですが、すんごい長くなりそうで今だ執筆に至っておりません(笑)ファンタジーは設定を気軽に無視できるので、書いてて楽しいです！ (2022年1月1日 8時) (
レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - このシリーズが、大好きです。番外編とかあったら読みたいです。 (2021年12月30日 23時) (レス) id: e391a6e98e (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 私もリアルタイムで見てました＼(^o^)／ノーミスしてさらにその上の事をしないと上位にはいけませんね。ジャンプを後半に持ってきたり、繋ぎも大事何だなーと思いました。でもやっぱり羽生さんは別格だ(笑) (2017年12月24日 21時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 女子フリー、みんなの頑張りに涙が滲みました。バンクーバー五輪の代表選考で中野友加里さんとあっこちゃんとの勝負を思い出しました。うう〜、本当に２枠しかないの？辛いですね〜。２位の２枠目は坂本さんが優位かな、とは思います。さっとん、本当におめでとう！！ (2017年12月23日 23時) (レス) id: e2f297e7a8 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 羽生さん。今年の運勢、健康面あまり良くないんですよね。来年頑張って欲しいですね(・∀・)全日本はたぶん…チラ見かな(笑)女子は気になりますね！！狐さんの正体、かなり先になりそう？！ (2017年12月21日 16時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2017年11月18日 0時
