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【北の塔】2 ★ ページ6

「よ、よろしく…。」

Aがジョニーとたどたどしく握手をしている。

「さぁさぁ、こんな寒い所でなんだし、中へ入りましょ。暖かい食事を用意してるから。」

そう言えばもうすぐお昼だった。
一人テンションの高いジョニー。元々そういう性格だったけどこの雰囲気の中だと若干浮いてるな。

「料理も出来んの?」

「当然さ!」

さすが、手先が器用なだけのことはある。





少ない荷物の搬入も終わりみんなで食事を済ませた後、塔の中を散策しつつ部屋割りを決める。

謹慎扱いのAは当然三階の最上階。
護衛の無良くんは一階で、真凜とジョニーは二階にある二部屋を一つずつ使ってもらうことにした。

まず俺はAだけを伴って最上階へ行く。
ざっと部屋を確認すると、用意されている家具やベッドは粗末な物だが、手入れは行き届いていて安心する。

特に問題はなさそうだな。それにしても…。

「狭い部屋だなぁ〜…。」

窓に後ろ手をついて殺伐とした部屋を眺める。

「一人ですし、これで充分ですよ?」

ぐるっと周りを見渡しながらAが言う。

「ほんとAは優しいね。もうちょい怒ったり文句言ってもいいんだよ?」

ここまで従順だと何だか俺がいたたまれない。

「そんな、文句なんて。」

「Aはホント俺にお願いとかしないよね。何かないの?まぁこんな場所じゃ出来ることは限られてるけど。」

今すぐには無理かもしれないけど、何かないかなと尋ねる。

普通側室なんてそれなりの身分なんだから、欲しい物くらいなんでも手に入るのに。

するとAが、うーん…。と数十秒考えた後、ぽんと手を合わせてこう言った。

「では毎日お手紙をください。」

「え?」

手紙?

「明日の夜からフェイさんにその日の出来事を手紙に書いて書いてお渡ししますので、そのお返事を戴けたらと思うのですが…。」

いいですか?と首をかしげて微笑んでいるので、俺は腕を組んで、試しにフェイが伝書コウモリになっている姿を想像してみる。

「…うん、わかった(笑)」

なかなか似合ってるかも。

考えてみればAと手紙のやり取りをする機会なんてこの先ないかも知れないし、フェイには昌磨とさっとんの伝書コウモリをする前の練習になっていい。

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鹿(プロフ) - yukiさん» 本当ですか?!うれしいです!!ひとつ、里帰りする話でも書きたいなーと思ったのですが、すんごい長くなりそうで今だ執筆に至っておりません(笑)ファンタジーは設定を気軽に無視できるので、書いてて楽しいです! (2022年1月1日 8時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - このシリーズが、大好きです。番外編とかあったら読みたいです。 (2021年12月30日 23時) (レス) id: e391a6e98e (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 私もリアルタイムで見てました\(^o^)/ノーミスしてさらにその上の事をしないと上位にはいけませんね。ジャンプを後半に持ってきたり、繋ぎも大事何だなーと思いました。でもやっぱり羽生さんは別格だ(笑) (2017年12月24日 21時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 女子フリー、みんなの頑張りに涙が滲みました。バンクーバー五輪の代表選考で中野友加里さんとあっこちゃんとの勝負を思い出しました。うう〜、本当に2枠しかないの?辛いですね〜。2位の2枠目は坂本さんが優位かな、とは思います。さっとん、本当におめでとう!! (2017年12月23日 23時) (レス) id: e2f297e7a8 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 羽生さん。今年の運勢、健康面あまり良くないんですよね。来年頑張って欲しいですね(・∀・)全日本はたぶん…チラ見かな(笑)女子は気になりますね!!狐さんの正体、かなり先になりそう?! (2017年12月21日 16時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鹿 | 作成日時:2017年11月18日 0時

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