【白狐】8 ☆ ページ23
「ではせーので無良さんの持っている袋を被せましょう。暴れたら私も抑えますから。」
「分かりました。噛みつかれないように頭からいきます。」
狐さんを取り囲むように私と無良さんが左右から慎重に近づく。
せーの！の掛け声で袋を被せたら、傷が痛むのか、ほとんど抵抗されずに捕まえることが出来た。
「やった！」
麻袋から血が滲まないうちに早く運ばなきゃ。
少し緊張しながらも、私はこれからやらなきゃいけないことをあれこれ忙しく考えていた。
そこからなんとか無良さんに抱きかかえられて搭へ運ばれた狐さん。
入り口で真凜とジョニーさんに何事かと驚かれたけど、とりあえずは傷の手当てをと、三階の私の部屋へと連れて上がるよう指示を出す。
「Aさまのお部屋に連れて行くんですか？！」
「ええ。一階はキッチンがあるし、二階だと困るでしょう？三階は私一人だからいつでも見てあげられるわ。」
暖炉の前で温かくして、幾日か休めばなんとか大丈夫だろう。
「いくら怪我をしてるからって、Aさまは王女なんですよ？」
狐の看病などしていいお方ではありません！と真凜にたしなめられる。
それはそうかも知れないけど…。
「私もよく分からないんだけど、この狐さんがとっても気になるの。」
今朝窓から見た子かもしれないと思うと、とても放っておく事など出来ない。
「白い狐か…。」
黙って聞いていたジョニーさんが口許に手をあてて何やら考え込んでいる。
だけど今は狐さんを三階へ連れて行くのが先だ。
「真凜、狐さんを入れる何か寝床になるような箱を持ってきて。無良さん、一先ず私の部屋へお願いします。」
皆に指示した後、確か薬を持ってきていたはずだと、私も慌ただしくもそれを探しに荷物置き場へ向かう。
暇だと思っていた謹慎生活なのに、初日から予想外の出来事に戸惑うばかりだった。
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鹿(プロフ) - yukiさん» 本当ですか？！うれしいです！！ひとつ、里帰りする話でも書きたいなーと思ったのですが、すんごい長くなりそうで今だ執筆に至っておりません(笑)ファンタジーは設定を気軽に無視できるので、書いてて楽しいです！ (2022年1月1日 8時) (
レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - このシリーズが、大好きです。番外編とかあったら読みたいです。 (2021年12月30日 23時) (レス) id: e391a6e98e (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 私もリアルタイムで見てました＼(^o^)／ノーミスしてさらにその上の事をしないと上位にはいけませんね。ジャンプを後半に持ってきたり、繋ぎも大事何だなーと思いました。でもやっぱり羽生さんは別格だ(笑) (2017年12月24日 21時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 女子フリー、みんなの頑張りに涙が滲みました。バンクーバー五輪の代表選考で中野友加里さんとあっこちゃんとの勝負を思い出しました。うう〜、本当に２枠しかないの？辛いですね〜。２位の２枠目は坂本さんが優位かな、とは思います。さっとん、本当におめでとう！！ (2017年12月23日 23時) (レス) id: e2f297e7a8 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 羽生さん。今年の運勢、健康面あまり良くないんですよね。来年頑張って欲しいですね(・∀・)全日本はたぶん…チラ見かな(笑)女子は気になりますね！！狐さんの正体、かなり先になりそう？！ (2017年12月21日 16時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2017年11月18日 0時
